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若尾稽古会(2023/2/16@八王子いちょうホール会議室)レポート

広報チーフ伊藤です。
今日は、ぱちぱち内で盛り上がっているコンテンツの一つ、「若尾稽古会」についてご紹介します。

演劇ネットワークぱちぱちでは、メンバーの持ち込み企画を実現させるための仕組みを作っています。

メンバーそれぞれの目指すものによって、多種多様な企画が生まれ、それぞれの方法で磨いています。


「若尾稽古会」とは?

こちらの企画は、ぱちぱちメンバーで俳優の若尾颯太さん(23歳)がファシリテーターとして企画・運営しています。

《若尾颯太(ワカオソウタ)プロフィール》

高校から演劇を始め、大学で芸術学科に進学。
シェイクスピア作品に多数出演。ミュージカルやコメディー作品にも出演。ワークショップのファシリテーターの仕事にも挑戦。声優の仕事もやるなど色んなことをやってます。現在は映像を中心に活動。

稽古会とは、主に俳優を目指している人を対象に、公演を目的とせずやりたいこと試したいこと、気になることをやってみようという企画です。
そして、現場で声をかけられる、求められる人を目指すというものです。


過去の若尾稽古会の様子

今回は、「戯曲を深めよう!いろんな角度から戯曲にアプローチする!」というテーマの下、3人のぱちぱちメンバーと運営チームから荻山さんが稽古会に参加しました。

若尾さんと参加したメンバーから、今回の稽古会の振り返りコメントをもらいました!

ディレクターからのコメント

《若尾颯太》(23歳)

若尾稽古会

まず、この企画のコンセプト。
「いろいろな現場で必要とされて声がかかる人たちが生まれること」を目指し、上演を目的としない稽古をする会です。

今回は「演出をしてみる」
戯曲の解釈を広げる!色んな角度から戯曲にアプローチするというテーマでやります!

戯曲の同じワンシーンを抜粋し、参加者それぞれが持ち回りで、
シーン作りをしてみました。
登場人物の関係を注目する人、空間を意識する人、セリフから立ち上げる人、まったく違う設定を提示する人など参加者一人一人で戯曲へのアプローチが様々で、興味深いものばかりでした。

何度も同じシーンに取り組むことで、見えていなかったものが見えてきたり、新たな可能性が生まれたりと戯曲の読解が深くなりました。
僕個人ですが、言葉には力があり万能だと思っています。なので、言葉から意味がイメージしやすいです。セリフも同様で、言葉に影響されることが多いです。しかし、言葉の意味に捉われず色んな解釈をすれば、幅が広がり、自分の役や物語に深みが出るのかもしれない!そう思っているので、今回はそれをみんなで発見出来ればと。自由な発想が出てきたのでよかったかなぁぁ。

次回の稽古会も今回と同じテーマでやっちゃいます!なので、ぜひ参加してください!!!!!

参加者の感想

《齋藤 龍之介》(21歳)

面白かったです。演出の立場をやってみてやはり「客観的な解決策」が僕にはあんまりないなとか、演出スケジュールと役者とのコミュニケーションと考えること多くてすげームズいなとか、役を変えてみんなで演技していくなかでその二人によって変わっていく雰囲気、キーワード、タイミング等々を稽古会で共にするなかで演技ってやっぱり芯のとこはその人の人生や価値観にリンクするのかなぁ...って思ったりもしました。3月も同じ形式の若尾稽古会らしいので是非。
(以下追記)
一番とっておきたかった言葉をメモしたまま失念していました。「知ってる日本語の意味、説明に囚われすぎて、可能性やニュアンスを忘れてしまっている」です!この言葉をいただけただけで大儲けです!

《森口夏希》(大1)

同じ役を人を変えてやったり、ひとつのセリフに意味を込めるだけでこんなにも役の性格や役通しの距離、状況が変わってくるものかと驚きました。この日はワンシーンを4パターンくらい試したのですがそれぞれ全く違うものができて演出の面白さに気づきました。初見で台本を見た時の印象をどれくらい壊していけるかも幅を広げるのに重要だと感じました。
また、個人的に若尾稽古会は新しい自分を知れる場面が多いと感じていて、毎回参加するのが楽しいです。

《合田篤慶》(大3)

僕が加入してから、ぱちぱち史上一番大笑いしました!役者というのは演じるだけではなく、演出という外からの視点も必要なのだと感じました。内外でみる事によって、自分に何が必要なのか、相手との掛け合いでどのように線を繋げていけば良いのか、そのような点が理解出来ました!あと、一つのキーワードが人それぞれ違う事によって同じ脚本なのに全く違う作品になってしまうというのは本当に演劇マジックだなと思いました。自分もいずれかは演出して主演をしてみたいので、役者としても演出家としても勉強になりました!楽しかったです!ありがとうございました!

◎当面のぱちぱちの予定はこちらの記事からチェック!↓
演劇を続けるための実験の場「演劇ネットワークぱちぱち」──2022年の活動+2023年3月までの予定|演劇ネットワーク ぱちぱち|note


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運営:一般社団法人AsoVo

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