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味噌は医者いらず-味噌づくりも3年目に

今年も味噌づくりの季節になりました。

味噌づくりをするようになってから、毎日のように飲んでいるお味噌汁。
実は、毎日身体の健康を整えてくれる存在です。

抽象的な表現をすると、体内にできた病気になり得る小さな穴を味噌が埋めてくれて、病気にならないように毎回調律してくれる、そんな感じです。

そんな味噌づくりも3年目になりました。

そもそも子どもの頃は、味噌を食べること自体少なかったんです。
親がお酒が好きなので、あまり汁物が食卓に出ない、そんな家庭でした。
何気ないことですが、家庭での影響ってやっぱり大きいですよね。 

味噌づくりをはじめたきっかけ

前回でアップした記事でもあるように、自身の健康への意識が高まってきました。

肥満気味であった体重を落としたこともその1つです。
それはまた別の記事で書こうかと。

そんな状況で、味噌を作ろうとなった、前の年に娘が生まれました。
食べ物に対して、ぼく自身は、気にしすぎる方ではなかったのですが、大きな心境の変化。少しでも安心できるものを食べさせてあげたい、そんな気持ちが芽生えました。

とはいえ、無農薬じゃないとダメ!
とかそういったものではなく、親や親戚、友人から野菜をいただくこともありますし、農家さんから直接買うこともある。もちろん大手スーパーで買うことも多々あります。作ってくれている農家さんに感謝しながら、顔が見える方にも、"ありがとう"と伝えながら、”食べる”、ことを大切にしています。

そんなある日、仕事仲間があるイベントを立ち上げていました。

"糀(こうじ)から味噌をつくろう"
しかも、糀を作るところからです。

米に麹菌を混ぜることで、糀ができます。
味噌も作ったことがないのに、糀からだなんて、ぼくに出来るのか、そんな第一印象でした。

自分でもよくわからないのですが、これはすごくやりたい!と思い、すぐに申し込みました。

米からつくったこうじを"糀"。
米に麴菌を混ぜ、低温で発酵させると、米が白い花が咲きます。
米に花と書いて、"糀"。
日本の漢字って成り立ちが美しいですね。

米から糀をつくり、糀と塩と湯がいた大豆を混ぜ込んで味噌を作ります。
味噌の成分ってこんなにシンプルなのかと、そこで初めて知ります。

糀に塩を手で摺りこみながら混ぜ"塩切り糀"をつくり、大豆は袋に入れて手や足で踏み込んで潰します。大豆の煮汁はたんぱく質が多く含まれるので、それも混ぜることで、栄養価はより高まります。

そして味噌をボール状にして保存容器に空気が入らないように押し込んで入れていきます。そして表面を酒粕とワサビを入れてフタをして完成。

酒粕やワサビの代わりに空気が入らないようにラップして密閉することでOKだそう。35度の焼酎で消毒することで、カビも防げるのだそうです。

でも一番は空気が入らないように心がけることが大事なのだそう。味噌づくりは簡単なようで奥が深い。

手作りの味噌を食べ始めてからの変化

3月に作ったので、そこから10か月経過した、12月末に初めて開けました。

10月頃からでも食べられるそうですが、教えてくださった農家さんは、12月がおれは好きかなと言っていたので、ぼくたちも、まずはそれに倣いました。

こんな感じ。完全に味噌ですね。
実際に食べてみると…
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う、うまい!
こんなに違うの???


これまで市販で買って食べた味噌がおいしくないと思ったことはないけど、自分で作ったやつは美味しい!感動。

美味しいので、味噌の減りも非常に速く…
1年目は割と早くなくなりました…


味噌は、ずっと太陽光が場所に保管。
家で保管することが、すごく重要なのだそうです。

自分の身体に住んでいる常在菌のついた手で味噌をつくることで、保管中も常在菌が家中に蔓延します。これはいい蔓延で、空気中の常在菌が自分たちを病気から守ってくれるのです。

菌って悪いって印象がどうしてもあるのですが、善玉菌、悪玉菌という言葉があるように、良いものと悪いもの、どちらもあります。菌を排除しすぎることも、それはそれで問題だと、この点からも感じます。

あと、味噌を保管しておく場所が必要だと感じるようになりました。
冷暗室みたいな場所ですね。風通しの良い、太陽光が避けられる場所。
パントリーの横にあると、キッチン動線も良く、管理もしやすい。

江戸時代の家は、玄関土間があり、その奥にキッチンがありました。
奥にあるので、太陽光は入らない。
土間も地熱により常に常温でひんやりしており、保管にも抜群。理にかなった機能美が高い間取りだと、感じます。

さらに家庭菜園をするなら、土がついた野菜を土間を通過して直接キッチンへ持っていくことができるので、またまた理に叶っています。
冬は寒いので、居住空間との仕切り方を考えて計画は必要ですが、そんな暮らし方が大好きな人は、おすすめかもしれませんね。

毎日食べるものこそ、気を遣う

ぼくは、外食もしますし、加工品も食べるし、基本的に何でも食べます。お菓子も好きな方ですし。

それでも、毎日食べるものには気を遣いたいと思うようになりました。

最近は、毎日味噌汁を飲んでいます。自分で作ったやつなので、飲みたい気持ちが高まるし、なんせ美味しいので飽きません。

"味噌は医者いらず"

という言葉があるように、味噌は万病の元。

病気になったら病院へ行くけど、医療費にお金をかけるなら、食費が少し高くなっても、医療費を下げたい。そんな気持ちになりました。

これからも続けていこうと思います。

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