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伊坂幸太郎『クリスマスを探偵と』(毎日読書メモ(441))

伊坂幸太郎著、マヌエーレ・フィオール絵の、絵本『クリスマスを探偵と』(河出書房新社)を読んだ。舞台はドイツのローテンブルク。クリスマス間近。私立探偵のカールが、浮気調査で追跡している男を、入って行った屋敷の前で張り込みながら、同じベンチにかけていた男と話を始め、自らのクリスマスの想い出を語ると、相手の男が、カールの中に出来上がっている物語は別の角度から見るとこういう解釈も出来るのでは?、という不思議な解釈を聞かせてくれる。
そして、尾行してきた男が屋敷から出てきたときには、カールの気持ちにも少し変化が。
そして対話をした男は実は…というどんでん返し的なフィナーレ。
伊坂幸太郎がデビュー前に作ったプロットを、雑誌「文藝」の別冊に掲載したのがきっかけで、製作されることとなった絵本だとか。
公式サイトでは

デビュー以来の伊坂作品のモチーフ、
「探偵」「男2人」「親子愛」「巧妙な構成」「ラストのどんでん返し」……
などのエッセンスがすべて凝縮された、珠玉の物語。
伊坂作品にはおなじみ、あのキャラクターの元祖とも言える人物も登場。

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026169/

と紹介されている。
カールがサンタ・クロースに貰った自転車の本当の出どころはどこだったんだろう。

#読書 #読書感想文 #伊坂幸太郎 #マヌエーレ・フィオール #クリスマスを探偵と #河出書房新社 #クリスマス #ローテンブルク #サンタ・クロース #トナカイ

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