桐野夏生『メタボラ』（朝日新聞出版）。2005年11月～2006年12月、朝日新聞に連載→朝日新聞出版で単行本、朝日文庫、現在は文春文庫におさめられている。
読んでいて怖くて、でも目が離せない、それが桐野夏生の味わい。
新聞小説で最初の方だけ読んでいたが、その先がすごかった！ 沖縄ってこんなところなの？、とか、その後の記憶が戻ったギンジの話とか、知らないことに圧倒される。しかし人生何がどういう方向に転ぶかわからない、と、小説を読んで思うことになるとは。
（2007年7月）
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