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毎日読書メモ(12)『羊と鋼の森』(宮下奈都)

宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋)、現在は文春文庫。

たぶん、ピアノの素養全くない状態で中学卒業状態から調律師になれるか、というとかなり厳しいと思うので、そういう意味で現実味はやや薄いが、物語としては実に魅力的だった。

2016年8月の読後感:

本屋大賞取る前から図書館で待っていて、ようやく順番が来た! 宮下さんの本はすごくはまるときと合わない時があるが、これは、すべての読者にはまる方向に実に見事に書かれている。本屋大賞むべなるかな。ピアノのことを何も知らなかった高校生の少年がたったひとつの出会いで、調律師としての道を歩み始める。エピソードとしてはきれいだが、やや荒唐無稽? ピアノへの愛は『パリ左岸のピアノ工房』を読んだときもじわじわ感じたが、この本でも、様々なアプローチから、ピアノそして音楽への愛情が描かれる。何年かたったらまた読んでみるよ。


個人的に超超お勧めの『パリ左岸のピアノ工房』のリンクも貼っておく。『羊と鋼の森』もいいけれど、個人的には『パリ左岸のピアノ工房』をもっともっと強く推したい。

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