Endodontistnote

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DDS, Ph.D, Endodontist, AAE member, office: sf/sba/bos/tokyo 歯内療法専門医として診療に従事 オーラルヘルスリテラシー・Endodontic health literacyの向上につながる内容を "note" します

最近の記事

Endodontistnote Salon

お仕事の依頼について はじめます!「Endodontistnote Salon」 「Endodontistnote Salon」のコンセプトは、【「Endodontics(歯内療法学)」を全力で学び、「Endodontic Health Literacy(EHL)」の向上を目指し、やる気のある人々が集い、交流し、新しい価値を生み出していく場(サロン)】です。 「Endodontistnote Salon」の概要

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    • 「エンドドンティックヘルスリテラシー」

      Endodontic Health Literacy(EHL) 「エンドドンティックヘルスリテラシー(EHL)」とは、「歯内療法」に関する情報を「入手」「理解」「評価」「活用」する能力(チカラ)と定義したいと思います。 患者さんは受ける「歯内療法」の治療に関して、受診する歯科医院や歯科医師、治療法などさまざまな選択肢の中から、自分が納得する最適・最善なものを選択をする必要があります。そのためにも、エンドドンティックヘルスリテラシー(EHL)は現代社会において、自分の「歯の健

      • 保険の根管治療 vs 自費の根管治療(精密根管治療)

        日本の医療保険制度についてすべての国民が、何らかの公的医療保険に加入し(国民皆保険制度)、医療行為(現物)が先に行われ、費用は保険者から医療機関へ事後に支払われる(現物給付)。また、患者は自らの意思により、自由に医療機関を選ぶことができる(フリーアクセス)ことが、日本の医療保険制度の特徴といえます。 この「健康保険制度」の基本的理念は、医療保険の運営の効率化、給付の内容および費用負担の適正化ならびに国民が受ける医療の質の向上を総合的に図りつつ、実施されなければならないとあり

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        • 保険の根管治療 vs 自費の根管治療(精密根管治療)について "note"してます!

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          再生歯内療法:リバスクラリゼーション(Revascularization)

          リバスクラリゼーションとは?リバスクラリゼーション(Revascularization)は歯の神経(歯髄)がう蝕や外傷などの原因で死んでしまった(壊死)した歯根の未完成永久歯(若年者が対象)に対して、抗菌剤による根管内の消毒と意図的な出血によって硬組織を誘導・形成させ、歯根の長さと厚みを増加させ、成長させる新しい治療法です。 さらに最近では、歯髄の壊死を伴った歯根の完成永久歯(成人が対象)にもこの方法が応用されており、これをリバスクラリゼーションの最終的な目標とすることが国

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          再生歯内療法:リバスクラリゼーション(Revascularizatio…

          歯髄の再生療法

          そもそも「再生医療」ってなに? 再生医療とは、「機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して、細胞を積極的に利用して、その機能の再生をはかるもの」(日本再生医療学会)とされ、病気や事故、老化などによって失われた組織や臓器の働きを特殊な細胞(幹細胞)や幹細胞由来の組織などを用いて修復・再生させ、再度機能できるようにすることを目的としたものです。 近年ではこの幹細胞を用いた再生医療で、脳梗塞により損傷を受けた患者さんの脳の機能を修復・再生させたり、交通事故で傷ついた脊髄の機

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          歯髄の再生療法

          歯髄の再生療法について ”note" してます!

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          おすすめ 「バイオセラミックス」

          歯科医師のみなさんはどんな「バイオセラミックス」を使っていますか?何を重要視して使っていますか?操作性?価格?実績? 患者さんとして歯科医院を受診したとき、「バイオセラミックス」って聞いたことありますか? 現在のところ、日本において「歯内療法分野」で認可されている「バイオセラミックス」の用途は「覆髄材」(2007年に薬事承認)と「根管充塡用シーラー」のみですので、この視点から日本で市販、あるいは購入可能な製品の特徴と臨床的評価(あくまでも私見:★で評価)をしたいと思います

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          おすすめ 「バイオセラミックス」

          魔法のくすり「バイオセラミックス」

          バイオセラミックスとは?バイオセラミックスとは「生体の構造・機能の代替をおこない、あるいは生体情報を収集することを目的とし、主構成物質が無機・非金属である材料と製品の製造およびその利用に関する技術と科学である」と近藤和夫先生は定義しています。 わかりやすく言うと、「生体の傷害部位の修復と再建を目的として用いるセラミックス」のことで、不活性・多孔性・生体活性・吸収性の性質を兼ね備えたものであると言えます。 歯内療法分野のバイオセラミックス歯内療法分野の「バイオセラミックス」

          魔法のくすり「バイオセラミックス」

          歯内療法領域における「バイオセラミックス」について "note”してます!

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          「外科的歯内療法」という最後の砦

          外科的歯内療法とは?「精密根管治療」を施しても治癒しない難症例に対して、「歯内療法専門医」は抜歯する前の最後の砦として「外科的歯内療法」をおこないます。 外科的歯内療法には、以下の8つがあり、「歯内療法専門医」は必ず体得している術式です。そして、患者さまの抱える問題を速やかに・的確に解決することができます! ①切開排膿・穿孔処置 ②根尖歯周組織の掻爬 ③根尖切除法 ④逆根管充塡法 ⑤生検 ⑥歯根分割(ヘミセクション) ⑦歯根切除法 ⑧意図的再植 モダンテクニックマイクロス

          「外科的歯内療法」という最後の砦

          再根管治療はナンギ!

          日本で「再根管治療」は多い? 「初回の根管治療」が不幸にも失敗に終わってしまった(根尖性歯周炎になり、痛みなどの症状が出てきた)歯が待っているのは、二回目以降の根管治療「再根管治療」です。 日本では「初回の根管治療」に比べて、「再根管治療」が多いイメージですが実際はどうなのでしょうか?少し前のデータですが、政府統計の総合窓口(e-Stat)で公表された2009年の1年間に行われた永久歯の「抜髄(初回の根管治療)」と「再根管治療」症例の総数は1,350万例以上にのぼります

          再根管治療はナンギ!

          根管治療はムズい

          「初回の根管治療」のホンマに大事!まずはこの研究論文をご紹介します。 この論文の結論は、根管の中に細菌が入ることで「根尖性歯周炎」という根の先に膿がたまり、根の周りの骨を溶かす病態になるということです。つまり、「根管治療」ではいかに根管内を「細菌感染」させないということが非常に重要であることが示唆されています。 「初回の根管治療」では細菌が根管内にいない状態、いたとしても除去しやすい環境から治療がスタートするので、歯内療法専門医が「無菌的アプローチと治療」をおこなえば、成

          根管治療はムズい

          歯内療法はおもしろい

          歯内療法との出会い歯内療法(しないりょうほう)は文字通り「歯の内部の治療法」のことを言います。これには、生活歯髄療法・初回の根管治療・二回目以降の根管治療(再根管治療)・外科的歯内療法があります。 歯はヒトの身体の中で一番硬い組織で、その歯の内部には歯の神経(歯髄)という組織があり、根の先には直径約0.2mmの孔が開いていて、顎の中の神経や血管とつながっています。 むし歯になって、歯がしみたり、ひどく痛んだことありますよね? これは歯髄の尊い働きで、痛みセンサーとして重要

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          歯内療法はおもしろい

          「オーラルヘルスリテラシー」 っていうチカラ

          「オーラルヘルスリテラシー」っていう言葉、ご存知ですか? オーラルヘルスリテラシー(Oral Health Literacy)とは、口腔内の健康と歯科医療に関する情報を「入手」「理解」「評価」「活用」する能力(チカラ)のことを言います。 4つのチカラ・さまざまなリソースから適切な情報を探して「入手」するチカラ。 ・見つけた情報を正しく「理解」するチカラ。 ・見つけた情報が信頼できるか「評価」するチカラ。 ・見つけた情報を「活用」して、意思決定と行動をしていくチカラ。 この

          「オーラルヘルスリテラシー」 っていうチカラ