見出し画像

Guitar1115&16

今回のその日の歌はBlurの"To the end"。ギター練習開始後初期に好きな曲を考えていて出てきたんだけど、その後心肺機能の回復を兼ねてギターと一緒に歌うようになってからも、当時は今よりさらに低音が出なかったのと変速リズムと歌を一緒になんて絶対無理だということで諦めた。前回HansonのLucyでわりと動きのあるベースも弾いたのでどうかなと。

しかしここしばらく低い音域の曲を歌っていなかったので、また低音がきつくなってきている(思えばSoft Cellの"Tainted love"の時も結構きつかった)。使わない機能はわかりやすく衰える野鳥である。これはリハビリが必要だとゆっくり練習することにした。
最近はもうとにかく寒くて長時間練習していられないし、この曲は全編にわたってベース(実際はティンパニで打たれている部分)も変速リズム&歌も低音でわりと負荷があり、歌い始めてみて即、一時間じゃ無理だねと翌日まで持ち越すことに決めた。

一番低い音は真ん中から二つ下のシ。これは明らかに出ないので諦めることにしたものの、運が良ければ出ることもあった下のミとかレをどうするかに苦慮した。出るまで粘るか軽く流すか。ダレンの歌を多く歌っていた時期は低音も出やすくなっていたんだけど、また厳しくなってしまったから、一応何度も歌い直してみたもののやっぱりきちんと出すことはできなかった。発声練習もできないし時間の確保も難しいし色々厳しい。
あと微妙なのが、この曲は一番高い音が真ん中のソなんだけど、私にとってはこの辺りってもっと上の音の声の出し方に切り替えるポイントで、そこから上に向かうのは楽なんだけど、到達点が(私にとっては)低いと、低い音の出し方でそのまま歌う感じになって、そうすると(その発声的には)高くて苦しいという意味不明な状態になる。

そんなわけで結構きつかった。引っかかりまくるからトリミング箇所も多くてファイルもブツブツ不安定な感じになってしまった。まあ仕方ない。

ヒロインの女性、気品があって本当におきれい。簡単に笑顔を見せないところも良い。やっぱりヨーロッパとアメリカの女性の表情は違うと感じる。
あと私は映像のようなお屋敷とかお庭とかが好きで、欧州へ行くたびに城や庭園巡りをしていた。

日本でもそうだけど、建物やお庭、樹木や草花をメンテするのって本当にお金がかかる。でもだからこそ資産のあるところがきちんとお金を使って、環境も人(雇用や技術)も維持する必要がある。そして場を開くというのも大切。公共性と利他。そこにきちんと価値を見出せるかに精神や文化の成熟度が見出せる。泡銭と自分の欲求ばかり追い求めようとするのはあまりに薄っぺらな短絡だ。しかし新自由主義やポピュリズムと「ノブレスオブリージュ」の間の溝は致命的に深い。

人間が理性なき野獣なのであれば、そこから逃れるのみ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?