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メディアとして心がけていること。 |#エンカレッジ早稲田

「発見を提示するのがメディアの役割」

先日、下記の記事でこのような文章を読んだ。

なるほど。

僕が現在エンカレッジ早稲田支部という名前を借りて、Twitterを運用している理由はこれかと思った。

こちらのnoteを読んで頂けている方なら知っているかもしれない。

一言で言えば、エンカレッジ早稲田支部のTwitterは結構尖っている
(と、少なくとも内部では言われている。)
就活アカウントでありがちな「イベントをめちゃくちゃ告知するor自社メディアの記事だけを更新する」アカウントとは全く異なるメディアになることを目指しているのだ。

固定ツイートで「転職の思考法」を読もうと高らかに宣伝

まず、固定ツイートはこれ。

ワンキャリア執行役員の北野唯我氏の著書「転職の思考法」を爆裂に推奨している。

これは実際に、僕が読んで「本当に就活生には、この本を届けたい」と思ったからこそ、書いているツイートだ。

確かに、タイトルは「転職」だ。しかし、これは巷に大量にあるような「転職本」とは質が全く違う。この本は、キャリアを考えるために必要ないろんなことが書かれているのだ。物語形式で進んでいく面白くて読みやすいビジネス本なのだが、僕はこの本を「キャリア」を考える全ての人に読んでもらいたいと思っている。

「書籍を手に取るのはちょっとまだ...。」という方はこちらのメディアの記事だけでも読んでいただければ!


僕らが「発信」をする意味

確かに就活生にしてみれば、内定を取るためのテクニックなどの情報の方がありがたい情報なのかもしれない。もちろん、それは大事なことの1つだとも思う。ワンキャリアなど、各就活メディアが就活生向けに有用なコンテンツを作ってくれていることも勿論知っている。それを否定するつもりは一切ないし、むしろ超リスペクトしている。就活生なら間違いなく読んでみるのをオススメする。(特に、ワンキャリアの特別対談記事などは読み応えがすごい。)

では、就活生向けに有用なコンテンツをたくさん作るためのリソースも知識もない、自分たち大学生がやるべきこと・やれることって何だろうか?

それは「自分が就活後に知った、もっと前から知っておきたかったこと」をシェアすることでないかと思ったのだ。

それは、内定を取るためのテクニックでも、薄っぺらい業界/企業分析情報でもない。(と僕は感じている。)

それよりかは、先輩社会人の方たちによる「就活生にこんなことを知ってもらいたいんだよなぁ。」と言ったツイートだったり、「自分だったら、もっと前にこういう考え方とか、企業の見方とか、いろんなことを知っておきたかったよ!」と思うような情報である。

その表れがエンカレッジ早稲田支部のタイムラインに顕著に現れている。「なぜ、このツイートをRTしたのか」、「なぜこの記事のことを呟いたのか」などタイムラインをいちいち説明することは今までなかった。
ちょうどいい機会なので事例を紹介しよう。

例えば、これ。

これをツイートした理由は以下の通り。

・(基礎的な)技術に対して知見のある学生は現時点ではそれほど多くない。非エンジニアの学生なら特にだ。
・非技術者にとってわかりやすい資料はそれほど多くない。このスライドは基礎的な技術について分かりやすく、簡単に解説してくれている貴重な資料だから。
・技術について知っておくべきなのは理系だけではないと考えているから。

言ってしまえば、こう言った情報は「知っているか、知っていないか」、
ただそれだけの差だ。この情報を知っている人間は優秀だ、知らない人間は優秀ではない等と言うつもりは一切ない。

東京に住んでいたとしても、普通に暮らしていたら(高い情報感度を持とうと意識していなかったら、)「テクノロジーがこんなに発達していて、いろんな業界の構造を変化させる可能性をはらんでおり、それによりいろんな企業が構造改革等を迫られているケースもある」ということを知らないのはざらにあるだろう。

何故ならば、そう言うケースでは大体自分の周りの人もそれを知らないからだ。(たとえば、自分が仮にサッカー部に所属していたらサッカー関連の情報はいくらでも入ってくるであろう。意識せずともだ。)

僕もかつては情報感度がとことん低く、iPhoneのApple Musicすら利用できていない情報弱者であった。
サブスクリプションだとか、インプレッションだとか、エンゲージメントなど中身のよく分からないカタカナ用語を避けていた。

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情報格差は益々広がっていく

世間的には「情報の価値はどんどんなくなってきている」と言われている。
Googleがあるから「情報など調べればすぐにわかるから、情報自体に価値がなくなってきている」と言う趣旨の話だ。確かにその通りだとも思う。

ただ、そんな情報にアクセスすることが簡単になった時代になっても、情報にアクセスできない人は生まれている。むしろ格差はどんどん開いている。この流れは今後も止まることはないだろう。

その影響は、もちろん就活生にも襲いかかる。かつての時代に比べれば、就活生は自らの手でいろんな情報にアクセスできるようになったのだろう。
それでも、まだまだ不透明なことが多いし、単純に知らないことの方が多く、知らないと言うだけで不利になるケースは多くある。(ex. SPIなどのwebテストに関する情報)

だからこそ、エンカレッジ早稲田支部のTwitterでは、就活生が普通に就職活動をしていたらアクセスしないような情報(ニーズがあまり無いかもしれないと自覚していても)をあえて、ツイートしている。

就職活動で内定をもらうためのサポートをしているわけでは無いからだ。

納得感のある「キャリア選択」をしてもらうための、ヒント(情報)として活用してもらうためだからだ。

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2018年度エンカレッジ早稲田支部のTwitterは、大学生がキャリアを考える上で「ヒント」を得られるアカウントとして認識してもらえればOK。

就活Tipsは、他のメディアで十分だ。

内定が取りたければ、就活イベントに行ったり、他メディアの記事を見たり、OBOG訪問をしたり、それこそエンカレッジの面談をしてもらった方が絶対に良いだろう。(これらの活動はもちろん大切だ。)

では、エンカレッジ早稲田支部のTwitterにしかできないことは何だ?

その問いに対して、現時点で出てきた答え。

それが、僕らの使命は「発見を促す」ことであると言うことだ。

Twitterではこんなことを考えて、ツイートしています


下記に、それぞれの想定ニーズに対応したツイートの一例を紹介していく。(ニッチでマイノリティな情報ニーズであることは自覚済み。)

僕らがやっていることが正しいことなのかどうかは知らないが、
少なくともこの方針を2018年度中に変えることはない。

・ビジネスパーソンの方達はどんな風に企業/業界を見ているんだろう?

・デザイナーになってみたい方向けの情報

・クリエイティブ職/マーケティング職/ファイナンス職/プログラマー/コンサルタントに興味ある方向け

・凄腕ビジネスパーソンのおすすめする本

・テクノロジーの今、そしてこれからの話

・難しいカタカナ用語の解説

・「優秀」と呼ばれる学生の特徴は?優秀と呼ばれるようになるためには?

・その他、共有したいこと

僕らはその発見を促す過程で、「うざい」と思われるかもしれないし、「余計なお節介だな」と思われるかもしれないし、「偉そうだなこいつww」と思われるかもしれない。そう思われてもしょうがない。何なりと、フォロー解除してもらって結構。

メディアにとって大切なのは思想(と、偉い人が言っていた)。
その思想を受け入れるかどうかも人それぞれの自由だから。

100人いたら98人に無視されても、2人の思いや行動を変えることができたら万々歳である。


それでは最後まで読んでいただきありがとうございます。
(エンカレッジ早稲田支部:ゴジラ)

*備考:この記事の筆者はweb系に関わっている人間なので、もちろん意見が偏っている面が多々あるかと思います。ご了承いただけると幸いです。

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