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クラスの土台をつくる一週間

 今週クラスがスタートし、来週はやっと子どもたちとじっくり向き合うことができます。大事なことは慌てずに、まずは子どもたち一人一人と会話することだと思っています。子どもたちと一緒に、みんなにとってクラスを安心できる場所するために、土台、システムを考えて作っていきます。ポイントは子どもと話しながら作ることです。
「昨年度は、どうだった?」
「今年はどうしたいの?」
 まずは安心ベースです。みんなが安心できるところまで行ったら、次は色々なチャレンジをしていきます。いわゆるCゾーンってやつです。くわしくはこちら。
「チャレンジしよう!」を図式する|エンチャント先生@小学校|note

やることがキリがないですがとりあえず10個あげます。

1.学年集会で学年のルールを確認する

 学年集会を開きます。そこで、担任の自己紹介をしたり、学年目標について話したり、学年のきまりを確認します。

 未だに、「ビシッとしめる」という感覚をお持ちの方がいますが、さすがにもうそういう時代ではありません。楽しい雰囲気を作る方が大事でしょう。
 きまりは、一方的に示すのではなく、本当に最低限のラインだけ確認します。あとはクラスごとに、決めればいいと考えています。各クラスで子どもから質問があった場合は、先生たちでも確認するねと、「指導のずれ」がおきないようにします。大切なことは、きまりごとを子どもと一緒に決めていくプロセスだと考えています。

2.ルーティーンの確認

 朝の会・帰りの会のやり方や、朝来たらすること、授業の準備、給食、掃除についてなどを、子どもに尋ねながら確認していきます。先生はサポートで、子どもたちでできるようなシステムにしたいです。

3.学級目標を考える

 どんなクラスにしたいかを宿題にしていたので、それを共有します。第一回の学級会で決めたいので、めざす学級像のイメージを共有していきます。3つくらいに案をしぼり、決めていきます。そのプロセスについて詳しくはこちらです。
目的と目標の違い 学級目標はどっち?|エンチャント先生@小学校|note

4.当番活動

 当番活動と係活動がごちゃまぜになっているクラスが多く、子どもたちも区別できていないので、説明します。当番活動はクラスになくてはならない仕事を分担して行うこと。係活動はクラスを明るく楽しくするために行う活動です。
 当番には、給食当番・掃除当番・日直・お仕事の4種類あるとしています。
① 給食当番・・・クラスを2グループに分けて、一週間ごとに交代で担当します。運ぶものは、一週間ごとにずれていきます。
② 掃除当番・・・一人一役。一週間ごとに、仕事がずれていきます。
③ 日直・・・席がとなりの友だちと、2人ずつ担当していきます。仕事は、司会・号令・カーテン明けと窓しめ、牛乳パック洗い、日付と日直の名前を書くの5つです。スピーチもします。
 スピーチについてはこちら。
「スピーチ」私が大切にしている取り組み|エンチャント先生@小学校|note
④ お仕事・・・黒板けし、時間割ボード、体育、書写・理科、配り、手紙ポスト、そうじの仕事を月ごとに担当します。

5.会社活動(係活動)

 係活動、私は、会社活動と呼んでいますが、クラスを明るく楽しくするための活動だと説明しています。
 レク・ミュージック・クイズ・折り紙・クラフト・お祝い・イベント・飾り付け・新聞・ポスター・出版社などです。

6.実行委員

 一年間の行事を洗い出し、クラスの人数で分担して全員に担当してもらいます。行事を子どもたちに渡していくのも私のテーマの一つです。

7.授業のきまりを確認

 号令の仕方、発言の仕方、友達の話の聞き方、ノートの書き方、出し方など挙げればきりがないですが、一つ一つ確認していきます。きまりだけでなく、「学び方」も教えていきます。

8.写真撮影

 個人写真とクラス集合写真をとります。写真は一年間とりためて、最後ムービーにします。

9.机いすの高さ調整

 とても大事ですよね。その子にあった机いすの高さに調整します。いすは足がピタッとつくようにして、机は自然にひじが乗るくらいの高さにします。ギシギシいう机いすはしめます。

10.何か起きたら、全体で共有して確認

児童指導など、起きた一つ一つていねいに対応していきます。
それをうまくクラスで共有していきます。詳しくはこちら。
私の学級開き|エンチャント先生@小学校|note

 以上、エンチャントでした!


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