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ファッションはパンツで全体のシルエットの美しさが決まる


前回に引きつづきオーダーメイドパンツのお話を。


前の投稿で自分に合ったサイズを着ている方がきれいに見える。というようなお話を書いたのですが、人間の体型って本当に個性豊かで、人それぞでチャームポイントもお悩みポイントも点でバラバラだと思います。



私自身は、身長が小さいうえに下半身の肉付きが良く、太ももの張り出しが。。。(涙)


本当に似合うパンつをみつけることが出来ず、正直なところ犬猿したいアイテムでした。


そのため、オーダーメイドアイテムで、一番最初にリリースするアイテムが、パンツと聞いた時、心の中では ”なんでー?!” と思っていました。


ですが、森が集めてくれたお客様の声を聴いていると、私と同じボトムに関しての悩みを抱えているお客様が多い事を知り、やるべきアイテムだと理解しました。



今日はそんな、パンツについての基礎知識を少しお話しできればと思います。


ーカジュアルパンツとフォーマルパンツの違い


スラックスとデニム


一概にパンツといっても、デザインは様々なのですが、まずは型紙の引き方が変わるカジュアルパンツとフォーマルパンツの違いについて。

パンツの型紙を扱ったことのある方ならわかると思うのですが、デニムとスラックスでは股上部分の倒しの取り方が異なってきます。

今回は、カジュアルパンツ=デニム / フォーマルパンツ=スラックスとして説明をしていきます。

デニムパンツの発祥はゴールドラッシュで知られる1848年のアメリカの炭鉱の作業着として作られたパンツです。

作業着としてのデニムの特徴としては、丈夫な生地と作業がしやすい様に可動域を広く確保した形です。

可動域と聞いてもわかりずらいと思いますが、デニムを履いた時に脚を開いてもツッパリを感じないと思います。

それが特徴となってる可動域の正体です。

炭鉱での作業はしゃがんだり、かがんだり、体を使うため、その動きに対応した型紙が開発されたのです。


一方、スラックスの起源はさらに古く1789年前後のフランスでスーツスタイルとともに普及し長ズボンが起源とされているそうです。

現代では制服やスーツに合わせる長い丈のパンツの総称として使われていることが多いです。

スーツに合わせるパンツであるスラックスは、激しく動くことを想定した型紙にはなっていません。そのためスラックスを履いて脚を開こうとしてもデニムのような開脚は難しく感じます。

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それぞれのパンツの可動域だけ見るとスラックスよりも、デニムの方が使い勝手がよく優秀に思えるのですが、もとめる用途や、シルエット・コーディネートによって持ち味が違うのでご紹介いたします。


まずはデニムから。動きやすさという点では断然デニムなのですが、その動きやすく作られた型紙ゆえに、着用時には股の部分に横ジワが入ってきてしまいます。

それに比べ、スラックスはスーツに合わせてつくられているだけあって立ち姿のシルエットがきれいなのが特徴で、変なシワが出ません。

これはあくまで本当に基礎の基礎の話で、現代ではシルエットの美しいデニムもあれば、動きやすいスラックスが各社から開発されています。

そのため、一概にすべてのアイテムが今話したものに当てはまるわけではないのですが、こういったことも知っておくことでいつもデニムを履いた時に気になっていた横ジワが、スラックスを履いたら気にならなくなったり、スラックスだと動きずらさを感じていたけど、デニムに近い型紙のパンツにしたら改善されたり。というようなお悩み解消に繋がることがあるかもしれません。



そして、この知識を踏まえたうえで、適切な位置で着用することをお勧めしたいです。



普段カジュアルパンツばかりを履いている方に、ナチュラルウエストのスラックスパンツをはいていただくと、ウエストではなく、腰の位置で着用をされる方がお見えになったりします。

ナチュラルウエストとは、皆さんのからだのウエスト位置ちょうどの高さの事を言います。

ジャストウエストなどと言う場合もあります。


↓ナチュラルウエストでの位置

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↓腰で履くイメージ

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パンツにはデザインによって股上の深さが異なっていて、その設定されている位置で正しく着用することで、服本来の美しいシルエットが生まれます。

これはデニムでも、スラックスでも同じことなのですが、柔らかな薄手の素材を使うことの多いスラックスの方がシルエットへの影響は大きくなります。

そのため、パンツ本来のシルエット美脚効果を最大限にもらうためにも、設定されている着用位置をしっかりと知ったうえで着用していただくことをお勧めします。

特にナチュラルウエストのアイテムを腰の高さに合わせた状態で着用すると、ウエストから腰にかけての丸みが、生地のぶくつきとなって、逆に太ってみえてしまったり…なんてこともあるのでご注意を。

因みにenamuのオーダーパンツはスラックスタイプで、ナチュラルウエストでお作りをしています。


股上の丈や、腰の傾斜に関してもお客様の体型に合わせておつくりするので、すっきりとキレイなシルエットになります!(社内比較)


…実際に履いていただいた方から、今まで履いたパンツの中で一番細く見える。とか、いつもより脚が長く見えるなど…

視覚的なスタイルアップ効果を実感していただける声があります。



それくらい、自分に合ったサイズの服を適正な位置で着用することって大切なのだと改めて感じた企画となっています。



是非、お店で体感してみてください。店頭では、パーソナルスタイリングを学んだスタッフがお客様に合ったサイズ選びのお手伝いをさせて頂きます。




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最後の方。セールストークの様になってしまい失礼しました。

そのくらいお勧めしております。




各パンツのデザインに関してはまた今度…



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