23年７月の短歌

人まねして「素敵な」言葉を並べようとしても、やっぱり素が出てくるのが面白いです。今は目標とか掲げずに、ただ継続していく修行のつもりで詠んでいます。

１日　腰のためドスン座りがだめなんて三年前の私に教えて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #腰痛の原因
２日　制服と一緒に疲れも脱ぎ捨てて焦げながらこぐペダルの軽さ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #昼に仕事終わり
３日　唐揚げを咄嗟に高いテーブルに今でもあの子が狙っていそうで
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #亡きワンコ
６日　ふと曲がり初めての場所に迷い込む帰宅途中にちょっとした旅
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #旅だと思えば旅
７日　ねばばらぬ全てを無事に卒業し機嫌よく生きるだけがお仕事
　　　　　　　　　　　　　　　　　 #子育て終了 #結婚も終了
９日　子宮から出た瞬間の感触をまだ覚えてる子からお中元
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #巣立ちすぎ
11日　炎天で歩きスマホを部屋でやる安全健康だけど退屈
　　　　　　　　　　　　　　　　 #メンタルは （昔の）動物園のクマ
12日　全員でもしエアコンを止めたならこの世は少し涼しくなるのか
　　　　　　　　　　　　　　　　　 #実験してみたい #室外機の熱風
13日　痛み止めより効く気がするヨシヨシと私を撫でる手は自分の手
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #手は暖かい #自給自足
15日　我が町の神輿はインターフォン越しに見つからないよう拝見しました
　　　　　　　　　　　 #祭りのお手伝い #他所の祭りの方が楽しめる
16日　診療所の舞台で演じる受付をクレイマー来ていよいよ見せ場
　　　　　　　　　　　　　　 #職場は舞台 #上司も患者も業者も観客
18日　この町を引っ越すまでは面倒でネットの中だけリセットしてみる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #イメチェン #過去を消す
19日　定期便舐めんばかりに読み返す熟読したら増えているかも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #年金増やしたい
22日　図書館の貸出係は知っている私の今の悩みは何か
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #ちょっと恥ずかしい
25日　一言でも言ってみろよ拒否るからそれでも息子よ水を飲んでね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #老婆心
27日　朝顔の葉と一緒に蘇り突進してくる人間の群れ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #猛暑 #夕方の人混み
30日　朝一番流しにゴボとゲップされ産まれた季節を嫌いになりそう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #夏生まれ #配管臭い
31日　産まれた日誰にも言わずに通過して同じ年齢で足踏みしよう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 #誕生日 #年齢不詳でいたい