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おつかれ、今日の私。


あぁ、目を背けたい。

リビング中に散らかったマンガ本、学校から持ち帰った工作、それにのっかってひっぱり出されたいつかの工作、あいたままの引き出し。


今日はせっかくの仕事休みだったけど、土曜参観の振り替えで、子どもたちも休みだった。
(まぁちょうどよかった、と言うべきなのかもしれないけど。)

なかなかサッカーの練習のない休みは貴重なので、私も朝から気持ちはのんびり。

なんだかやる気でないなぁ、と思いながらも、今日しかない、とゴミ袋を威勢よく広げる。


さぁ君たち、いらないものを捨てたまえ!


ゴミにしか見えない、もう忘れられたようなものだとはいえ、彼らのものを勝手に捨てるわけはいけないし。
ずっと見て見ぬふりをしてきたんだから。


これは?これは?いるの?
と聞いていくと、さすがに高学年、意外とあっさり捨てさせてくれた。
ゴミ袋があっというまにいっぱいになる。


でも見ていると懐かしいものもあるわけで、(当然の流れとして)止まっては思い出を話しながら眺めたりしてしまう。

そしてついに、厳選された品々をおさめた思い出ボックスに、次男が手をかけてしまう…。


そうなると、どちらかというと、私だ。

かわいい!
小さい!
懐かしい!

赤ちゃんの頃の靴や靴下なんかは、もう本当にその小ささにびっくりする。
次男がはこうとすると、指先のカバーにしかならない。


そんなこんなで、ほわんと一瞬あたたかい気持ちになりつつ、いかんいかんと再び封印。
次あけるのは、いつだろう。
そのときは、もっと小さく感じるのだな。





それから、たまっていたコーヒー豆、たっぷりアイスコーヒーにして冷蔵庫にストックし、これまたコーヒーゼリーにもして冷やした。

いただきもののミニトマトがたくさんあったので、久しぶりに砂糖づけにした。
これ、ほんと美味しいので騙されたと思ってやってみて。

つるんと湯剥きしたトマトに砂糖をかけて冷蔵庫で数時間キンと冷やすだけ。
冷たくてつやっと真っ赤でジューシーで甘酸っぱい、デザートのような一品に。


それからそれから。
点々が出始めて誰も手をつけなくなったバナナは、この暑さでさらに加速し…。
もう見逃せず、定番バナナケーキに。

もう夕方だったので、オーブンに入れているあいだに、庭の芝刈りをする。
流れる汗をそのままに、もくもくと刈る。
無心、とはこのこと。
これはやはり、なかなか精神衛生上よい行為だ。

焼けたよー!という長男の声で(手伝ってくれない)我に返る。



そして今、食後のバナナケーキとアイスコーヒーを味わいながら、図書館で借りているジェーン・スーさんの『おつかれ、今日の私。』を読んでいる。

で、冒頭に戻る。
なんでこんなに散らかっているのだ、この私の目の前の空間は。

でも、もういいや。

やる気なかったわりに、今日はけっこうがんばった。


おつかれ、今日の私。
ということにしましょ。



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