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私をうっとりさせるもの。


今日は青空が広がり、外一面の白が眩しくて思わず目を細めてしまう。


庭の芝生はまだ厚く雪をかぶったままで、花壇の境目もわからない。

唯一たくましく青々としていたローズマリーも、芽が出た?くらいの葉先しか見えず、シルバーの葉が美しかったラベンダーの姿は、どこにもない。

庭初心者の私には、この子たちが無事なのか心配でならず、今朝そっと雪を掘ってみる。
毛布のようにふわりとやわらかくかぶさっているように見えるのに、手を入れようとすると固く、夏祭りの荒いかき氷のように、ざくざくと削らないと崩れない。


傷つけないように、とローズマリーの枝を見つけながらそっと周りの雪を崩すと、びよん、と重みから解放された枝たちが立つ。
元気だ、3日間雪の中でしなったままじっとしてたのだと思うと、なんだかいじらしく愛おしくなるね。



ラベンダーも無事発見。


そんな雪たくさんの晴天の今日、長男の学年はスキー教室へ。

私は休みだったので、重い腰をなんとか上げて、家中拭き掃除をする。
わーお…ふわりふわり埃が舞って、なかなかだ。
でも、這いつくばって床をきゅっきゅと水拭きしていると、気分はすっきり晴れやかになってゆく。


そしてそのあと、近くにあるお気に入りのコーヒー屋さんへ。
今日はグァテマラとチーズケーキを選ぶ。
やっぱり私の中のベスト・オブ・チーズケーキだ…とひとりうっとりする。

他に誰もお客さんはいなかったけれど、本当に居心地がよくて、そのことにまた少しうっとりする。
その存在がずっとあり続けてほしいからこそ、せめて1ヶ月に1回はここに来よう、と決めたのだ。


そうそう。
ここだけではなく、私の好きな喫茶店は、冬、グラスに入ったお白湯をまず出してくれる。
それにまず、心がほわんとほぐれる。
今日もその姿を見て、このグラスいいなぁ家に欲しいなぁ、と思う。
深いブルーにうっとり。


イッタラのグラス、服も同じブルーだった。


最近、春に芽を出すように、物欲がふつふつと沸き上がってきている。

でも、簡単にモノを増やすのは嫌で、かつお金に余裕はないので、見てはぶつぶつとつぶやきながら、じっくりと考えている。

図書館では即予約をするけれど、本一冊買うのに、今の私はかなり行ったり来たりする。(もちろん、たまに衝動買いもする。)
一週間のうちに何回も手に取りぺらりとめくりまた置いて、ようやく今日、「暮らしのおへそ」を買ってほくほくして家に帰ってきた。


子どもたちが帰ってくるまで、日が差す床の上で読もう。


今年やりたいこと
◇月に一回はお気に入りのカフェに行く。




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