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私にしては、上出来。

こんばんは。

今朝6時。
車の窓はガチガチに凍っているし、何かいつもより冷たいぞ…と思ったら、道路の表示は-1℃でした。
そりゃ、寒いわけです。


昨日つぶやいた言葉を、あれからずっと頭の中で反芻していました。

昨日、担当の美容師さんと話していたことです。


私は、かれこれ10年以上、彼に髪を切ってもらっています。
美容師さんとしての腕はもう信頼しきっているのだけれど、いつも話していると、髪を切りに来ていることを忘れてしまう。



私とは思考の次元が違いすぎて、尊敬というか何というか、もうとにかく私の知っている中で、別格のすごい人、なのです。
思考だけでなく、いろんな面で実力がともなっているし。口だけじゃない。


いつも自分の心に従って、誰かに嫌われることなんて気にしない。
どんな専門家の言葉より、自分の感性と知識を信じている。
自分が自分を嫌いになるようなことはしない、という基準でものごとを決めている、と言う。

好かれるために、相手に合わせたり取り繕ったりすることはしない。
素の自分で接して、相手を見て、そのうえで大切にするべき人を決める。そしてとことん大切にする。

とそれはもう、いつ話しても自分軸のぶれない人なのです。

いつも人に嫌われることを恐れて、素の出し方がなかなかわからないブレブレな私は、昨日ももう、ほー、ほー、と聞くしかない。
情けなくなる。

でもだからと言って、その考えが正しいと思っているわけではなく、あくまで自分はそういう考えなだけ、と人に対して押し付けるようなこともない。


誰かになろうとせずに、自分らしくあることがいちばん大事。


そんなのよく聞くフレーズでしょ、と思いますよね。
私もそう思う。


でも、それで、この言葉。

「いろんな人を見ていて思ったのは、自分にしては上出来、という思いがしあわせの絶対条件だということ。」



何ができるから、とかではなく、どれだけ自分らしくいられるか。

もっとがんばらないと、と思うのであれば、こう考える。
それをやることで自分がより好きになれるかどうか、というより、それをやらないことで自分を嫌いになるならやるべきだ。


もう、ただ力を込めてうなずくしかなかった私。


それから、帰ってもずっと頭の中で繰り返していた。

私にしては、上出来。
私にしては、上出来。


ごはんを美味しそうに食べてくれる家族を見て。
一人暮らしのときは自炊すらまともにしなくて、仕事帰りには毎日コンビニに寄っていたような私が、ちゃんと毎日ごはんを作っているだけで、上出来。

自分の好きなものもよくわからずに、無駄なものに囲まれていた私が、今では好きをはっきりもって大切にしたいものを選んでいるだけで、上出来。

向いていない、私にはムリだと思った仕事なのに、長く続けて、たくさんの大切な人たちと大切な場所があるって今思えるだけで、上出来。


そう自分に言い聞かせるように、考えていました。



忘れないように、とただひたすらここに昨日聞いたことを書き留めておきました。
忘れないように、自分でも読み返そう、と思っています。

今日も長くなりました。
読んでいただいたみなさま、ありがとうございます。


明日あさって、次男のサッカーの大会で大変だけど…。

男の子ができたら、絶対親が関わりそうなサッカーや野球はやらせたくない!と言っていた私が、毎週それでもがんばってやってるだけで、上出来だ。笑


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