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【自分にかけた呪いを解く】親の呪縛は深いもの


『自分の人生を生きる』


本当の意味で、
自分の人生を生きている人は
どれくらいいるのだろうか?



わたしは、
両親のことが嫌いで
ずっと親に逆らって生きてきて
感謝とは程遠い人生でした。


今、恋愛について発信しているのも
自分と両親との関係性から
恋愛が上手くいかない原因に
気づいたからです。


母親との関係が、
恋愛の関係に紐づいている。


わたしが恋愛が上手くいかずに
拗らせていたのは
母親との関係が原因です。


わたしは母親のことが憎くて嫌いで
縁を切りたいくらい
黒い感情を持っていました。


昔から両親のことが好きになれずに
ずっと悩んでいました…。


小さい頃から
「うちは他の家と違う」と感じていて
家族コンプレックスが強かった。


好きな人と「結婚」を考えると
家族コンプレックスから怖くなってしまい
自分から壊してきたような気がします。


そんなわたしは
母親に言われたことの真逆を生きて
それが「自立」することだと思って
生きてきました。


幼少期の頃から
両親はいつもお金で喧嘩、
家の空気は悪いことが多く
何をしても怒られてきて
受け入れてもらえない。


  • 風邪を引くと怒られる

  • 物を落とすと怒られる

  • 成績が悪いと呆れられる

  • 勝手に机を覗かれる

  • 勝手に物を捨てられる

  • 思い通りに動かないと激怒されるのは当たり前


いつも不機嫌な母親には
怒られないかどうか
ビクビクして過ごす日々。


トラウマになるような
言動の数々も受けてきました。


中・高生の頃には、
両親とほとんど口を聞かずに
学校と遊びにだけ行って
自分の部屋に引きこもっていたのです。


自分の家なのに居場所がなくて
ひとりぼっち。


高校生の頃には、毎日のように
「消えたい」と毎日思っていたかな…。


生きる意味がわからない。

なぜ、生まれてきたのだろう?


つい最近まで、
自分が生まれた意味を考えていました。


恋愛はもちろんボロボロ。

高校生で初めてできた恋人に
すごく依存してしまい
親から貰えなかった愛を
彼に求めていました。

もちろん、
長く続くわけもなく別れてから
とても傷ついてしまい
「もう人のことをこんなに好きにならない」
と決めたのです。


そのまま、
大学と同時に家を出てからも
ほとんど親から逃げるように
生きてきました。


親から物理的に離れたとしても、
何も変わらない。


親から貰えない愛情を
恋人や他人に求めてしまう。

でも、過去に傷ついたから
本気で好きになれなかった。

その繰り返し。


自分が傷つくことが怖くて
逃げた結果です。


親から逃げるようにして
自分ひとりで生きていることが
「自立」だと思っていた。



だけど、
わたしは親に縛られたまま
人生を生きていたことに気づきました。


両親が亡くなった後もなお、
わたしは両親の人生を
生きようとしていました。




両親からの無意識の呪縛は
誰にでもあります。

両親と仲が良いからと言って
呪縛がないわけではありません。


ただ、
わたしの呪縛は分かりやすかっただけ。


母親がいつも不幸そうにしていて
「早く死にたい」と言っていたこと。

母親がわたしに対して依存してきて
わたしを思い通りにさせようとしてきたこと。

母親のわたしに対する重たい愛に
苦しくなって受け取り拒否していたこと。


とにかく、母は愛に飢えていたのです。


母は恵まれているはずなのに
母のいつも不幸そうな姿を見ていたから
そんな母への怒りと憎しみが
強くなりました。


「わたしはそんな風にはならない!!」


過去のわたしの原動力や行動力は、
母親への復讐とか憎しみとか怒りだけ。


そんな感情が根本にあったので
頑張れば頑張るほどに疲れてしまう、
上手くいかなかった。

本当は、そんな感情なんていらないのに…。


怒りのエネルギーは強くて重い。
でも、火が消えた後は…燃え尽きます。


母が亡くなってから
やっとエネルギーが
燃え尽きたのだと思います。


そして、
わたしが望んでいる自立とは
程遠かったことに今さら気づきました。




今のわたしは全て気づいて
自分の感情と向き合ったので
怒りも憎しみもありません。


その代わりに
悲しみや罪悪感と
ひたすら向き合い続けています。


怒りの材料になるのは、
「本当は愛されたかった」という悲しみ。

いつも怒っている人は
本心では「愛されたい」という思いを
隠し持っています。


わたしは、本心から母のことが好きだから
いつも不幸な母を救いたかった。。。

一緒に幸せになりたかった。


「わたしは母親のことを幸せにできない」
そんなわたしには力がない、わたしが悪い。

「わたしは母親より幸せになってはいけない」
幸せになることは悪いことだ。


母と自分を比較して
「幸せになってはいけない」呪い
を自分自身にかけていたんです。


幸せになることへの罪悪感と恐怖は、
母親の呪縛から来るもので
その呪縛を自分自身の手で解くのは
時間がかかるし、とてもキツいもの。


この呪いは、
根深くて何回も何回も何回も
自分と向き合っても
なかなか解けない呪いです。


わたし自身、
もう何回泣いたかわからないくらい…。


罪悪感は、自分に対する呪い。


もう幸せへの流れができているから、
覚悟を決めるだけ。

自分の手で解くには、
自分で決めて行動するしかないです。


わたしが発信していることは
恋愛やパートナーシップのことだけど
全て両親との関係性に関わるものです。

しかも、結構根深いもの。


認めたくない人もいるかもしれないけど
両親との関係性はパートナーシップ、
自分の子どもとの関係性に反映します。

これは、見て見ぬふりもできます。


でも、わたしは見て見ぬふりをしてきて
辛い出来事が起きてきましたし
本心に逆らってきたから
幸せを感じられませんでした。


なので、
こうして自分のことを晒しています。笑


発信で綺麗ごとを言っていても
わたしはとても汚いし、黒いです。

母親のことが憎かったくらい
黒い感情を持っていました。


でも、
それで自分が楽になれるなら
それで良いんです。

そういう自分も自分だと受け入れています。


今はもう両親に対して
感謝の気持ちを持てるようになりました。




物事には、必ず二つの面があります。

  • 陰と陽

  • 光と闇

  • 白と黒

  • 善と悪

どっちが良い、悪いではなくて
「どっちでも良い」のです。


両方持っていて当たり前。

自分の良いところ、
悪いところを認めることが
自分自身への安心感や信頼感になります。


自分の中にある感情を全て受け入れる。


自分の中にある
「もやもや」「違和感」「不満」は
見逃さずに向き合うこと。


怒りも憎しみも悲しみも喜びも
すべて自分にとって必要で大切な感情!


いらない感情なんてないのです。


自分の持っている感情を
大切に受け入れてあげてください。

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