日本のタイプ6の国民性と、私以外のエニアグラム使いについての雑感

 以前にも書いていますが、私が日本の国民性をエニアグラムから説明しているのは、レベルの落ちた国民性の状況に危機感をもっているからです。

 その上で、書きながら実は私は怒っていて、それはなぜかと言うと、「何で私が書かなくてはならないんだ!」と思っているからです。

 私より、名の知れたエニアグラム使いはいくらでもいるし、エニアグラムを行なっているものであれば、日本がタイプ6社会であることは常識だし、
それで、今、ここまでレベルの落ちたタイプ6社会を目の当たりにして、なんで、ベテランが声を上げないのだ、と怒っているわけです。

 ・・・と、これは、つい先ほどまでの私です。

 今は、違います。少し違います。

 その理由はというと・・・

 最近、ベテランの人の考えを知る機会があって、それで、私には、タイプ6の動きだと見える部分に、相手がまったく気が付いていないことが分かって、
それで、始めは「(気が付かないなんて)ありえない」と思ったのですけども、よくよく考えてみると、各々、得意とする性格タイプやセンターがあるので、「しかたないか」と少し思い始めている・・・それが、今の私です。

 本当は、タイプ6の人が書いたほうが良いのです。

 ですが、タイプ6の人は、(というか、どの性格タイプでも)自分をえぐるような文章は書けないでしょう。日本の国民性への厳しい指摘は、タイプ6には無理だということです(タイプ6は基本的に波風を立てるのが嫌いなタイプですし)。
 私はタイプ6では無いので、いくらでも、厳しい文章を書くことができます。なぜって、自分に無い部分が大半なので、いくら批判してもブーメランで返ってくることがほぼ無いからです。

 理想はやはりタイプ6が書いたほうがいいのです。同じタイプの方が言葉が届きますから、でも、自分の安心・安全・安定を固めたいタイプ6が、そこから踏み出すようなこと(つまり、たった一人での見解の発表)などしないでしょうし、難しい話ですね。


※ 追記をしておきます。
 この話で出てきたベテランファシリテーターのかたは、タイプ6ではありません。

参考
はじめに読んでください (大まかにまとめてリンクをいくつか)
通常のタイプ6(これで近頃の日本を説明する)
漫画の中でのタイプ6ヒーロー(緑谷出久など)
農耕民族なタイプ6の性格が日本の高度成長期を支えました(そして、今は・・・)
日本のレベルが落ちている原因
タイプ6国民、日本人の思考停止

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