『【独自】「違う薬を処方だったかも」当事者の不安と恐怖“マイナ保険証”に他人の情報』
個人情報の漏洩だと思い総務省の総合窓口に相談
「こんなことは聞いたことがない」
「マイナポータルというアプリがあり、必ず保険証がひもづいているので、入って見てください」
そこで見た情報は自分ではなくて赤の他人、Bさんの情報。
Bさんの健康保険組合担当者に問い合わせ(ちなみにAさんの健康保険組合は別)
「当時、あなたと同じ姓で、生年月日と性別等々が合致したということで、誤ってつながってしまったということのようなんですね」
総務省に連絡
「それは発行後のことなので、私たちではどうにもできませんから、デジタル庁にかけてください」
デジタル庁に連絡
「マイナンバーカードの電話番号があるので、そちらにかけてください」
日本人は皆タイプ6な性格で、未知や混沌が嫌いで、それに対応する当事者になりたくないから、
こういうときにたらい回しにされます。
タイプ6な日本は、いつもはルールを整備してそれに沿って対応しています。
日本人の国民性でもあるタイプ6は思考センターの否定点に位置し自ら考えることは苦手です。
それで思考停止にルールに依存してそれに沿って行動します。
だから相談を受けた場合もルールに沿って、始めから決まっている対応を答えてそれだけで終わりにします。
いわゆるお役所仕事というやつです。官僚的とも言われるものです。
ところが今回のような想定外の出来事(未知や混沌)が出てくると、今までのルールでは対応できなくなってきます。
タイプ6はルールに依存して生きています。それが機能しないときに内発的に動くことができません。
未知や混沌に対峙する当事者にはなりたくないので、
たらい回しが起こります。
これが日本の弱点です。
日本は、それが未知や混沌であった場合、あらゆる有事に弱いということです。
皆、他人事ですね。
厚生省が悪いにせよ、「積極的に連携して問題の解決に協力したい」くらいの発言はあってもよいとは思いました。
冷たいですね。なぜ同じ自民党の政治家なのになに他人事で知らん顔なのでしょうか。
あと、加藤勝信厚生労働大臣。
もっと真剣に対応してもらいたいものです。
なんだかこれを読んでいて、災害が起こったときに宴会を開いていた過去の自民党の「赤坂自民亭」事件を思い出してしまいました。自民は呑気ですね。
今回の問題点はこう書かれていました。
・気が付かないでいると、他人の処方で薬が出され、飲んではいけない薬を飲んでしまう怖れ。
・他人の情報が見えてしまう。自分の情報が他人に見られてしまう。
政治家本人が当事者にでもならない限り(間違った薬を処方されるとか、自分の病気がスクープされてしまうとか)、呑気な対応を取っていくのでしょう。
記事では、もしも自分に同じことが起きた場合どうすればいいのかを取材しています。
見事に他人事。たらい回しの後に行き止まり。
「問い合わせてほしい」と言っていますが、そこからどうするんでしょうかね。
そこから、また考えるのではないでしょうか?
誤登録修正へのロードマップ(道筋)が提示されていないのですが・・・。
関連して
『良かれと思ってやったのに…元Google人事が説く、日本の管理職がやりがちなエンジニアの心理的安全性を下げるNG行動四つ - エンジニアtype | 転職type』
の はてな のコメントを思い出しもしました。
これは今回の話も同じで、関係省庁がまたがる場合、トップ同士が連携を取れること、協力して解決できること、誰かに責任を押し付けないことが重要で、
今回の話を読んでいると現場に心理的安全性が確保されておらず、皆問題から逃げようとしている感じを受けます。
最後にヤフコメから