気分を悪くしないで読んでください 天才とクズの狭間で タイプ4の話

 エニアグラムを知っている人に人気のある性格タイプにタイプ4があります。
 『芸術家(ドン・リチャード・リソ)』なんて あだ名を知ったら誰だってタイプ4になりたいと思いますよね。

 そんなタイプ4なんですが、ネットで見ていると「エニアグラムタイプ4天才」なんて検索候補が出ていることに気が付きました。
 私としては、「え!?タイプ4って天才だったの!?」という感じです。「性格と能力は別ものなのに・・・、何を言っているのだろう」と思ってしまいます。
 ただ、タイプ4は、そういった言われ方をするから人気なのかも知れません。タイプ4の人気の理由のひとつが、ここにあるようです。

 検索上位を見てみると・・・、

タイプ4は一言で言い表すなら天才肌な人と言えます。他人と一緒であるということに価値を見出さず、むしろ避ける傾向にあります。そのため、物の見方やセンスが非常に個性的であることが多いです。

エニアグラム タイプ4 個性的な人 (きゅ~じ~の自己発見ブログ)

などと書いています。
 なるほど、これを読むと、なぜ「天才」というのか理由が分かります。でも「その人の能力や才能も影響しますよ」と私は思ってしまいます。

 一方で、タイプ4はクズという話もあるようです。
 つまりこういうことのようです。

適職診断にクリエイター、と出たら職に就くのに向いていない、という意味になるのでしょうか?
才能があるんじゃないかと誇りに思っていたけど、それは仕事が向いていないクズに向けて、向いてる仕事がないから一応そう言ってるだけで、裏を返せば、あなたに向いてる職業はありません、と(以下略)

適職診断にクリエイター、と出たら…(Yahoo!知恵袋)


つまり、

他人と一緒であるということに価値を見出さず、
むしろ避ける傾向にあり、
物の見方やセンスが非常に個性的であることは、

才能が伴えば、天才と言われるかも知れないし、才能が無ければ、社会不適応者・・・つまりクズと言われるかも知れない。

 何かを開花させるには、別に才能だけではなく、仲間だったり、なんらかのプラスアルファも必要かも知れません。

 もし、クズだと言われて、もしくは自分で思って、
自分の性格のそういった面が嫌いになったとしても、それを直したいと思ったとしても、それでも、性格はなかなか変えられないものです。
 エニアグラムでいう性格タイプは、ある種の自動反応ですから。

 実は、
タイプ4のあだ名(ニックネーム)は『芸術家』だけではないんです。
 もう一つ、有名なあだ名があります。
 ヘレン・パーマーやレニー・バロン&エリザベス・ウエイゲルは、タイプ4を『夢想家』と呼んでいます。

 『芸術家』タイプにいれば、芸術家になれるほど、世の中甘くはないわけです。夢見る『夢想家』で終わるタイプ4も山ほどいるのです。
 ただ、可能性は、常に「ある」んです。

 そんな芸術家さんに、以下のリンクをプレゼントして今回の話は終えたいと思います。
 上のリンクから順番に読んでみてください。
才能の潰れ方(はてな匿名ダイアリー )
すごい物を見てもへこたれない人(はてな匿名ダイアリー )

 タイプ4は、”統合の方向”のタイプ1が持つ「自分を律する」力が手に入れば、夢を現実に変えて行けるのですが、これはタイプ4のハードルですから、とても険しい道のりです。

 でも、乗り越えて欲しいですね。



タイプ4が描かれている小説






・ エニアグラムの基本的な用語が分からないかたはこちら(古いものから読んでみてください)
・ そもそもエニアグラムって何?というかたは、つたない説明ですがこちら
・ これを書いている私は、エニアグラムを使って日本人の国民性の解説もいろいろと行なっています。こちら

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