アメリカがタイプ7という話があるそうですが

 ネットでエニアグラムのサイトを見ていたらアメリカがタイプ7という意見もあるようです。
 そのスピード感とかをタイプ7ととらえているようです(他にも書いていたような・・・)。
 私は、タイプ3と見ています。いずれにせよ、昨日書いた『ホーナイの三つ組み』のアグレッシブタイプ(自己主張型)ということになります。

 では、タイプ3とタイプ7はどこが違うのでしょうか?
 単純に考えると、タイプ3はハートセンターで、タイプ7はヘッドセンターということになります。ただ、タイプ3はハートセンターの否定点なので、一見、感情で動いていないようにも見えます。だからヘッドセンターと混同したりもします。難しいですね。
 私なら、自己イメージを傷つけられて怒るか怒らないかで判別します。特にタイプ3は周りからどう見られているかを気にします。そこで、そういった面も見ていきます。
 アメリカが、ナンバーワンにこだわるのはタイプ3的です。過去、日本に勢いがあったときに『ジャパン アズ ナンバーワン』という本が出ました。この時期にアメリカが日本に見せた敵意の根元にも自己イメージを傷つけられたアメリカの怒りがあると私は見ています(ハートセンターでは無い日本人にはサッパリ分からなかったでしょうけども・・・というか今も分かっていない)。

 イメージで人と関わるタイプ3は、自分(と自分の周り)を卑下することができないんですよね。
 タイプ6の日本は他人と対立しないほうが重要だから「実るほど頭を垂れる稲穂かな」で、自分(と自分の周り)を卑下できます。

 多分アメリカ人の話なのですが、日本で公演を行った人が話の最後で、「では最後にみなさんにとっておきの美人を紹介しましょう!」と言って女性を紹介するのだそうです。そこで出てくるのは年老いた女性で、日本の聴衆は大爆笑するそうなんです。
 スピーチは続きます。「ご紹介します。私の最愛の妻、○○です。」
 日本は愚妻という表現のある国なんで、配偶者をこのように紹介する感覚が無いんですよね。

 アメリカ人が、自分の妻を年をとっても美人という感性は良いと思います。ですが一方で謙遜するのが苦手だから自慢をするという一面もあるのです。

 タイプ3が自分を卑下できないのは、タイプ3のハードルの一つだと言えます。
 タイプ3の統合の方向はタイプ6です。タイプ6には何でも無いことがタイプ3にはできません。

 やはり、私から見るとアメリカはタイプ3です。

参照
【エニアグラム用語】ホーナイの三つ組み

【エニアグラム用語】センターとは?

【エニアグラム用語】否定点とは?

【エニアグラム用語】統合と分裂

エニアグラムを通して(タイプ3国家)アメリカをもう少しだけ説明します
タイプ6国民、日本人の思考停止



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