エニアグラムを通してトランプ大統領を見る

 予定変更です。甘利さんの話は後に回します。

 トランプ大統領誕生ですね。そこで早速ではありますが、新大統領の性格タイプの分析をまず行って、次にアメリカ国民の反応を、国民性を踏まえて予想したいと思います。

 トランプ大統領の性格タイプはタイプ8と見ています。これは有料版のnoteですでに書いていることですが、再度ここでも書きます。
 有料版noteでは、理由は書いていませんでしたが、この機会にタイプ8と思われる部分をネットから引用したいと思います。

そもそもトランプはなぜ大統領を目指すのか? 背筋がゾッとする、著名な心理学者の分析結果 (2016/06/08 笠原敏彦 現代ビジネス)』より、

引用1.トランプ氏が自らの人生哲学を記した著書「THINK BIG―MAKE IT HAPPEN IN BUSINESS AND LIFE(大きく考えろ ビジネスと人生で夢を実現するんだ)」(2007年)で、彼は自らの生きがいについてこんな風に語っている。“私の最大の情熱の一つは、取引(ディール)を成立させることだ。大きく得点を稼ぐのが好きなんだ。相手をこてんぱんに打ちのめし、利益を得ることに大きな喜びを感じる。なぜかって? それ以上に素晴らしいことはないからさ。私にとっては、セックスよりいいんだ。取引が自分に有利に傾くときの感覚は最高さ。多くの人が素晴らしい取引とはウィン・ウィンの結果だ、というのを聞いたことがあるだろう。クソくらえだ。素晴らしい取引とは勝つことだ。私は取引で完璧に勝つことが好きだ”
引用2.米評論誌「アトランティック(The Atlantic)」6月号に非常に興味深い長文の論文が載った。その表題は、「ドナルド・トランプの精神――ナルシズム、非同調性、仰々しさ トランプ氏の並外れた個性はいかなる大統領を形作るか、ある心理学者による考察」。著者は、ジョージW・ブッシュ(息子)大統領の政策を彼の性格から分析した実績のあるダン・マクアダムズ(Dan P. McAdams)という心理学者である。この論文によると、アメリカでは心理学者と歴史家との協同プロジェクトにより、初代ワシントンから現職のオバマ氏まで全ての大統領の個性を分析した研究成果があるそうだ。その評価基準に照らし合わせると、トランプ氏は「並外れた外向性(攻撃性)と類を見ないほど低い同調性」が特徴であり、過去にはいない大統領のタイプという。そして、トランプ氏の個性の根底にあるのは「怒り」だと指摘している。
引用3トランプ氏は自叙伝で「クィーンズで育ち、俺は相当にタフな子どもだった」「俺は近所でもっともタフな子どもでありたかった」と書いているという。父親は兄弟の中でもトランプ氏のタフさを見込んで、「killer(難物)」になることを求め、13歳のときに彼を軍隊式教育で知られる全寮制男子校「ニューヨーク・ミリタリー・アカデミー」に送り込み、トランプ氏のタフさは筋金入りになったという。トランプ氏は1981年にセレブ誌「People」のインタビューでこう語っている。“人間はあらゆる動物の中で最も非道な存在である。そして、人生とは勝利か敗北かのどちらかで終わる戦いの連続なのだ”
引用4マクアダムズ氏の論文は、こうしたトランプ氏の性向を「戦士のメンタリティ」だと指摘し、このことが「一部の有権者にトランプ氏がアメリカを再び偉大にしてくれると信じさせているのだろう」と説明している。

説明はいりませんよね?


 タイプ6って、タイプ8が苦手な人が多いのだけど、大丈夫かな?タイプ6の安倍総理。そして、タイプ6組織である日本の官僚のみなさん。タイプ8は白か黒だから、一度、ダメだと見られると、挽回が相当キツいですよ。始めに突っつかれて力量を測られるので、そこが分かれ目になりますよ。ファイト!


 さて、、、
 大統領が決まった後の、アメリカ国内での反応ですが、その内、大統領支持で固まると予想しています。ある意味ご祝儀的な意味合いもあります。

 以下、説明していきます。
 アメリカの国民性はタイプ3です。タイプ3というのは自分自身が輝いていることが重要なタイプです。
 そういった意味ではトランプさんが立候補中に、「Make America great Again(偉大なアメリカを再び)」というメッセージを発したのも、勝利演説の中で、「アメリカの成長を2倍にし、世界中のどこよりも強い経済を作る。」と言ったのも、アメリカを輝かせると宣言しているわけで、これはアメリカの価値観に沿ったものです。この言葉自体を嫌がるアメリカ人はいないでしょう。
 ここで、クリントンさんを支持した人たちはどうするんだ?という話ですが、負けたからといって、輝かしい我がアメリカの大統領が・・・私の国を代表するする人物が、ろくでもない人間であるとは、決して言いたくは無いんですよ。言えないんですよ。なぜなら、アメリカの輝きが無くなったと認めるようなものだから、そんなこと認められるはずがないでしょう。
 ですから、勝てばとにかく認める。応援する。ネガティブにとらえない。というよりも、とらえられない(なぜならタイプ3だから)。「よし、わかった。」「トランプね。」「うん。応援するよ。」「前を向いて行こう!」これが、この後に来る反応だと予想しています。

 決まるまではいろいろ言うけど、ひとたび決まったらポジティブに受け止める(ネガティブな見方を避ける)のがタイプ3を通して見えてくるアメリカ人の動きです。

 少なくとも、スタートはポジティブに始まるはずです。ですから「ご祝儀的」と表現しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?