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心の壁を越えるために

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岡山県にある長島愛生園をフィールドに,ハンセン病問題について,その歴史的過程(排除・排斥・隔離の歴史)と実態(なぜ差別されたのか)の解明などを通して,我々が将来に向けて何を学ぶべ…
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2023年12月の記事一覧

光田健輔論(24) 浄化と殲滅(5)

ハンセン病患者への絶対隔離政策は、「無らい県運動」と「十坪住宅運動」を両輪に全国各地に急…

藤田孝志
5か月前

光田健輔論(23) 浄化と殲滅(4)

「救癩」という言葉に込められた<欺瞞>もまた世間の目を巧妙に欺く役割を果たした。藤野氏は…

藤田孝志
6か月前
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光田健輔論(22) 浄化と殲滅(3)

『ハンセン病 絶対隔離政策と日本社会』の「まえがき」で、内田博文氏が「無らい県運動」の概…

藤田孝志
6か月前
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光田健輔論(21) 浄化と殲滅(2)

ネット上に公開されている論文に、吉崎一氏『光田健輔のハンセン病政策の変容に関する考察-林…

藤田孝志
6か月前

光田健輔論(20) 浄化と殲滅(1)

かつて全国には大小のハンセン病患者が集団で生活していた場所(地区)が多く点在していた。そ…

藤田孝志
6か月前

光田健輔論(19) 建て前と本音(4)

前回まで近藤祐昭氏の論文『ハンセン病隔離政策は何だったのか』を検証してみた。それは牧野氏…

藤田孝志
6か月前

光田健輔論(18) 建て前と本音(3)

近藤祐昭氏の『ハンセン病隔離政策は何だったのか』と題した論文について検証している。 断っておくことがある。近藤氏は部落問題を研究および活動の対象としているそうだが、私は彼の部落問題関係の書籍を読んではいない。また面識もない。たまたま、ネット上で近藤氏の書かれた本論文を目にして、その論旨と展開に疑問をもったので反論を書いているが、近藤氏個人への批判のつもりはない。他者の著書や論文などを<批判検証>と称して、その内容よりも著者の人間性や人格の非難に終始する者もいる。しかも曲解や

光田健輔論(17) 建て前と本音(2)

近藤祐昭氏の『ハンセン病隔離政策は何だったのか』と題した論文について検証している。 最近…

藤田孝志
6か月前

光田健輔論(16) 建て前と本音(1)

近藤祐昭氏の『ハンセン病隔離政策は何だったのか』と題した論文は、光田健輔を擁護する立場か…

藤田孝志
6か月前