光田健輔論(36) 善意と悪意(6)
『ハンセン病市民学会年報 2005』に、泉潤氏による『ハンセン病報道は真実を伝え得たか』(末利光)の書評「活きつづける光田イズム」が掲載されている。
私も末氏の同書を友人から教えてもらい一読したが、あまりの独断的かつ錯誤と曲解に終始した内容に辟易して途中で投げ出して、処分してしまった。今となってはほとんど記憶にない。
現在、光田健輔論と題して、光田を中心に日本のハンセン病史を検証しており、彼の周辺の人物にも筆を伸ばしている関係で、市民学会の年報も再読している中で、泉氏の書評を