空箱宿

幼く独りよがりな思想や空想を垂れ流します

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先日、ホームセンターでコメットと朱文金をお迎えしました。 同日、夏祭りで小赤を6匹救ってしまいました。 お世話頑張ります!みんなかわいい!

    • 男性は彼女のために、女友達にプレゼントの相談をする。 女性は彼氏のために、自分だけでサプライズを考える。 みたいなところありますよね。いいですね。

      • 人って面白くてさ、何か特別なものを持ち合わせた人は、他にも人と違うところがいくつもあるもんなんだよ。それは悪いことではなくて、もちろん良いことでもなくて。まぁただ、個性とそれに気づける感性や思考を持っているだけなんだけどね。 人ってほんっと、見てて飽きないよ。

        • 『人が想像できることは実現できるのよ』 「じゃあ人が出来ないことってなあにママ」

        先日、ホームセンターでコメットと朱文金をお迎えしました。 同日、夏祭りで小赤を6匹救ってしまいました。 お世話頑張ります!みんなかわいい!

        • 男性は彼女のために、女友達にプレゼントの相談をする。 女性は彼氏のために、自分だけでサプライズを考える。 みたいなところありますよね。いいですね。

        • 人って面白くてさ、何か特別なものを持ち合わせた人は、他にも人と違うところがいくつもあるもんなんだよ。それは悪いことではなくて、もちろん良いことでもなくて。まぁただ、個性とそれに気づける感性や思考を持っているだけなんだけどね。 人ってほんっと、見てて飽きないよ。

        • 『人が想像できることは実現できるのよ』 「じゃあ人が出来ないことってなあにママ」

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          虚無の世界への片道切符には、一体何が書かれていると思う? 駅名?路線?それとも座席?いえいえ答えは、 『面倒くさい』

          虚無の世界への片道切符には、一体何が書かれていると思う? 駅名?路線?それとも座席?いえいえ答えは、 『面倒くさい』

          言葉の縁を取り繕っても 注ぐものがないのなら 私はどうしても人になれない

          言葉の縁を取り繕っても 注ぐものがないのなら 私はどうしても人になれない

          【創作ss】 怖い夢だった

          いつもはまだ明るい時間に帰っていたのですが、その日は珍しく仕事でトラブルが起こり、帰りが遅くなってしまいました。 疲れていたこともあり早く帰りたかった私は、近道をしようと路地裏を歩いていました。 街灯も少なく人通りも無い道を早歩きで歩いていると、綺麗な身なりの女性が、道の先からこちらに向かって歩いて来るのが見えました。 表情が見える距離になると、その女性は顔も整っておりとても美人でした。 美人さんも残業だったのかな…と、横目で追いながらすれ違うと、女性はこちらを振り向き

          【創作ss】 怖い夢だった

          【創作ss】 届かない手紙

           僕が学生の頃、よく深夜にラジオを聞いていた。  休日気分が抜けない日曜の二十三時。ラジオをつけ学校の教科書を引っ張り出しては机に向かって鉛筆を動かしていた。二十五時頃になると、決まってジオラマ制作の作業に切り替える。そのラジオは時計の長針が一番上に来るとパーソナリティがバトンタッチされる。そしてその時間は、僕の好きなひとが担当している時間だ。いや、好きというよりも、僕の日常に自然に入って来たのだ。  そして、名前しか知らないその声に心を掴まれ、一時間しか聞けないその声に、

          【創作ss】 届かない手紙

          【創作ss】 ブラザーコンプレックス

          僕は弟。 僕には兄がいる。 僕は兄が一番好きだ。 昔から僕と兄は、目の形以外は全然似ていなかった。 僕とは違う兄にずっと憧れていた。 だけど、僕は兄に近づけない。 だから、僕は兄と自分を正反対に見るようにしてきた。 兄よりも髪が長いのが僕。 兄よりも身長が低いのが僕。 兄よりも太っているのが僕。 兄よりも 食べる量が少ないのが僕。 兄よりも目が悪いのが僕。 兄よりも友達が少ないのが僕。 誰よりも兄を好きなのは、僕。 僕も兄も大人になって、兄は少しずつ太っ

          【創作ss】 ブラザーコンプレックス

          【創作ss】 こねこ座

          ぼくはねがったんだ。 いままでいろいろなものになってきた。 でも、やっぱりあのこのところでまたいきたいって。 そうしたら、かみさまがきいていたみたい。 ぼくにこういったんだ。 『ひとつ、今までのように声を発することはできない。  ふたつ、未来を自分で決めるということは、  輪廻の輪から外れることになる。』 『それでもいいのなら、私がお前に自由な身体を与えてやろう』 そうしてぼくは、かみさまにこねこのからだをもらったんだ。 30ねんまえに、ぬいぐるみだったぼくをたいせつに

          【創作ss】 こねこ座

          自分は異性に強い憧れを持つあまり身体的性を否定し続け、性自認が無性になった人間です。よろ。

          自分は異性に強い憧れを持つあまり身体的性を否定し続け、性自認が無性になった人間です。よろ。

          【創作ss】 _を見た。

          そこは見渡す限り、澄んだ海のようで 底の存在すら感じられない、ふかいふかい海の色。 私は眠っていたのだろうか。 上を向いた状態のまま目が開く。 先ほどまでどこで何をしていたのかなどは思い出せなかった。 私は眠っているのだろうか。 生まれた当時のままの身体を見る。 自らの足の先は少し霞んでいて、輪郭はぼやけていた。 私は夢を見ていたのだろうか。 どこからか迷い込んできた白黒の蝶が、見えない輪郭の先に留まる。 少しこそばゆいような、ちくりと痛いような感覚がした

          【創作ss】 _を見た。

          “つながらないSNS”であった思い出

          昔の話をさせてください。ちょっと長いので悪しからず。 スマホを持ち始めた頃と同時に、私はTwitterを始めました。 動機は「自分が好きなものを話したいから、同じものを好きな仲間が欲しかったから」です。 始めてみると、今までとは違った全くの新しいコミュニティができました。 現実の交友関係では一向に見つからなかった仲間が、一方のこちらでは多く、そして一気に増えたんです。 それはそれはとても楽しい毎日でした。 まるで現実の友だちのように、あいさつをして共通の話やそれぞれの話

          “つながらないSNS”であった思い出

          みんなは態度に出る、自分は言葉に出す。 再

          人にはどうしても聞きたくない話ってありますよね。 苦手な話、嫌いな話。そんなところでしょうか。 自分の場合は「流行の話」です。 世の中で大多数が共有している流行のものの話を聞くことが、どうも自分は好きではないらしい。できるのならば聞きたくないほどに。 万人が好きなものの話なら、母数が多いのだから大抵の人との共有で事足りますよね。好き同士のコミュニティで共感することができるのならば、本人たちにとっても一番幸せ。それを望んでいる、それでいいのではと思います。 元々自分は興味

          みんなは態度に出る、自分は言葉に出す。 再

          どうせ、「みんなそうだよ」と言われるだろうけど。

          思えば、人生の半分くらいは自身の話を意図的にできていない気がします。 最近、コミュニケーションについて考えたり調べたりしています。 コミュニケーションには「伝える側」と「聞く側」が存在しますよね。会話や情報伝達などの場面ではその2つが必要不可欠です。 そして思ったのです。 人生のほとんどを“聞き手”として過ごしてきた僕は、自身の話をしようとすると全く言葉が出てこない。 元より僕は、人の話を聞く役回りの人間でした。 小学の頃まで。 同級生からは相談や愚痴、大人からは人生

          どうせ、「みんなそうだよ」と言われるだろうけど。

          【創作ss】 ひかりに憧れた蛾のお話

          夜になると、人間が蛾と呼ぶそれは光に集まる。 蛾は、美しい蝶と違って嫌われる運命を辿ってきた。 ミテクレだけで判断したがる人間の目によって。 向けられるその目から逃れるように、人間が寝静まった頃ようやく、蛾は羽を忙しなく動かして飛びたつ。他者をやさしく照らす、憧れの光に近づくために、その存在の近くで足掻くように飛びまわる。 しかし光は熱を帯びる。 触れるまで近づくにはどうしても熱くて、傍まで行くことはいつも叶わない。 ふと、いつもは目すら向けないほどの、くらいくらい夜空

          【創作ss】 ひかりに憧れた蛾のお話