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2023年3月の研究会・学会を振り返って

この記事を書いたのは 山岡さん.

早いもので4月も今週末で終わりですね😲
まだ今年を振り返るには早すぎるかもしれないですが、個人的には今年に入ってプライベートでは大きなライフイベントがあったりと、いい意味で忙しかったです。
皆様はどんな4カ月間でしたでしょうか?

プライベートは置いておいて本記事では、2023年3月は研究会・学会に参加発表する機会があり、参加報告と学会の雰囲気などをお伝えできたらと思っています。

音声研究会

一番初めに参加した研究会は、2023年2月28日(火)- 3月1日(水)の日程で開催された音声研究会でした。この時期の音声研究会は、毎年応用音響研究会と信号処理研究会と共催で行われています。2021年度からは音声言語情報処理研究会と連催での開催にもなっており、学生が外部で年度末に発表する候補の一つになっています。

今年は、ハイブリッド開催で行われメイン会場は沖縄県でした。
研究会の発表では一般講演、ショートオーラル、特別講演の3つのセッションが準備されていました。

一般講演は発表 15 分 + 質疑応答 5 分、ショートオーラルは発表5分、質疑応答はセッション内は基本無し、特別講演45分でした。

2日間で81個の発表があり、弊社も「Speaker DiarizationのFine-tuning:日本語の会話音声における精度の計測と考察」というタイトルでショートオーラルで発表させていただきました。

オフラインで参加された人数は、2つの会場を合わせて100名近い方がいました。オンラインも合わせると130人以上は参加されていたと思います。

私も学生時代に参加しましたが、その時はパンデミックの影響もあり完全オンライン開催だったため、新鮮な気持ちで研究会に今回は参加させていただきました。

学会が有意義だったため、沖縄をエンジョイするには時間が足りませんでいた笑

日本音響学会

日本音響学会は昨年の秋に引き続き参加させていただきました。
昨年の秋はポスター発表で参加させていただきましたが、今回は音響学会が開催している「賛助会員と学生会員との交流会」に参加させていただきました。

昨年9月開催された秋の学会の模様については以下の記事をご覧ください。

2022年 日本音響学会 秋季大会|Empath研究所|note

Empath研究所

すでに、多くの学生さんとご一緒に研究をさせていただいていますが、音声の研究をメインでしている学生さんとの交流は特別な機会でした。

一番のメインの研究発表は2023年3月15日(水)~17日(金)の3日間で行われ、3日間で400以上の発表が行われました。

有意義な発表も多かったですが、完全リモート開催でしたので研究者同士の交流は難しかったです。

発表内容の感想としては、音声A・Bと呼ばれる、音声技術に関する発表は秋と比べると、データ拡張や高速化に関する発表が増えている印象を受けました。
これは、音声認識を含む音声技術が、私たちの日常でより利便性の高いプロダクトを作る上での観点からの研究であると感じました。

International Conference on Industrial Application Engineering(ICIAE)

ICIAEは、Institute of Industrial Applications Engineers (IIAE)によって開催されており、今回で11回目の開催の学会です。
ICIAEは、産業用アプリケーションの新しい技術やトレンドに関する論文が発表の中心となっている学会です。

ICIAEでは、共同研究をさせていただいている九州工業大学の水町研究室と共著で「Analysis of Temporal Changes in Prosodic Features of Positive and Negative Emotions in Spontaneous Speech」というタイトルで発表させていただきました。

発表した論文では、音声からの感情研究の分野において自然発話に対してアノテーションを行い、分析した論文が少ないことに対して、弊社の社内MTGに対してアノテーションを行い分析した結果を報告させていただきました。

詳しい内容は論文をご参照ください。

当日の参加は出来なかったものの、共同研究としてこのような形で一緒に論文を発表させていただけたこと感謝申し上げます。

振り返り

3月は音声関連の学会で最も忙しい月の一つで、3月もほぼ毎週何かの学会に発表や交流という形で携われたのは、とても有意義でした。

今年の3月の学会では、音響学会の報告でも少しふれたように、感情研究を筆頭にコーパスをどう作るのかやモデルの軽量化に関する発表が増えてきており、より実用的なAIを作るためにどうしたらよいかの発表や議論が活発になってきていると感じました。

弊社でもクリエイティブな手法であったり、掲げている人文知とコンピューターサイエンスの融合の観点から新しい提案が日々しながら、9月の音響学会や来年度のInterspeech/Icasspでの発表に向けて研究を続けています。

また、この場で学会報告をさせていただけるように日々精進していきます。
今後も音声や言語・哲学に関する記事を書いていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

また、一緒に研究してくださる方も募集していますので、ぜひwantedly等でお気軽に、ご連絡ください。
お待ちしております(^^♪

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