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欲望の街 混沌の渦

いつもと同じ場所
いつもと同じ人
変わらない街

悪く言えば時間が止まった街

先輩に言われた
「ずっとこの町で生活していたら時の流れが早い。いつか区切りつけて抜け出した方がいい」

そう。

本当に時の流れは早かった。
全てのジャンルと、様々な職業の人が
酒を酌み交わし、音楽と人の交錯に酔いしれて
同じ時間を同じ人と過ごした。

失うものもあり その分得れるものもあった

「僕はいつになったらここから出るのか」

閉鎖村、監獄、自由な監獄。
そう捉えたらわかりやすいだろうか。

独特の風潮があり、独自の文化があり
昔から風習があり、変わらない日々

嫌気が差しても、離れられない

「依存」

抜け出すには多くの時間を要した。

  • きっかけは些細なものだった。

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