見出し画像

「人の未熟な部分を見たとき、どう思うか」が変わった。

10代~30代前半、いや、つい最近まで
誰かの未熟な部分を見ると、許せなかった。

「なんでもっとちゃんとしないんだろう」




でも、ある日ふと思った。

「ちゃんと」とは…??????


コンサルタントをするようになって、
色々なお客様と出会う。

そして、その人の「得意」も「苦手」も
「好き」も「嫌い」も
その人が自覚している以上に知る。

そうすると、
「ここを変えれば良くなるな~」が見えてくる時がある。


でも「(本人が)変える」
「(こちらが)直す」「(こちらが)矯正する」みたいな
感覚になると
お客様とギクシャクすることに気づいた。



そもそも、その人の良いところって
すべての総合バランスがあって成り立っていたりする。

だから直せばどこかは良くなるかもしれないけど
どこかはひずみが出たりする
のだ。


そう考えると、自分にできることは
何があるのか
考え直さなくてはいけなくなった。


今の自分が考える
コンサルタントとしてできることは、

現状を整理して課題を明確にし
お客様自身が次にできる行動の選択肢を
伝えてあげる…ということなのかも

と最近は思う。


そして、お客様の課題に対して
「解決策を提示すること」は
必ずしも正解にならない
なあとも思う。

相談を受ける中で
「このお客様は今は解決を求めていないんだ」と
いうことも多々あったし、

共感だけで良かったのに
解決策を提示して
相手を傷つけてしまった
こともあった。


相手に貢献したいからこそ、
自分の価値観で物事を進めるのではなく

相手がどうしたいのかを聞いて
見極めながら
一緒に進めていくことはとても大事
だと実感した。


「未熟」というのは上から目線だが
だんだん「伸びしろ」だと思うようになった。

そして、どう伸ばすかは
わたしは提案はできるけれど
伸ばすかどうかはお客様が決めること
なのだろう。


最大限の選択肢を提示しながら
お客様に寄り添えるコンサルタントでありたい。

この記事が参加している募集

スキしてみて

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?