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母親をやめたくなった日。

これは昨日の出来事だ。

息子が学童に行きたくないと言い、
部屋中を荒らし始めた。

汚い言葉も叫ぶし、こちらをにらんでくる。

話を聞いてみると、前の日にお友達とうまくいかない出来事があったらしい。
行きたくない気持ちにも共感できた。
一緒にいてあげて、お部屋や外で一緒に遊んであげたかった。

仕事が作業だけの日なら休んで一緒にいられるのだけれど、
(※私は個人事業主)
あいにく昨日はzoomセッションとリアルでの顔合わせが入っており、
移動も含め、日中は分刻みのスケジュールだった。

休めない…。

困って、同じ町に住んでいる母に電話。
母は「13時なら迎えに行ってあげられるよ」と言ってくれた。
本当にありがたい…。

歩いて行くのでは間に合わない時間になっていたので、
「○○くん、今日はママと自転車で行こうか」と誘う。
「13時お迎えならいいよ」と靴を履いてくれてほっとした。

息子は自転車に乗るとたくさん話してくれた。

話を聞きながら、私が息子にしてあげられることは
少ないのだと気づく。

変わってやれるわけでもないし、
すべてがうまくいく魔法を知っているわけでもない。
話を聞いて、そうだねって共感するくらいしかできないんだ。

学童に近づくと、何人ものお友達に会えて
嬉しそうにする息子。
どのお友達も大好きだもんね。
だからこそ誰かとうまくいかないと悲しいし、嫌になるよね。



私には何ができるのだろうか。

この問いを、今週ずっと考えていた。

息子は学童に行って精一杯やっている。
それでも嫌なことは起きるし、理不尽もある。

それを親に直接言うというよりは、
「汚い言葉を使う」「いつもと違う態度で示す」「しゃべらずにらむ」
などで「ほんとはつらいよー」を示してくる子。

根が優しい子だからこそ、言えないこともあるのかなと思う。
だからそこを私たち親が汲み取らなくてはいけないんだろうな、
怒るのではなく、つらいんだね、と。

親ができることは少ない。

それを、保育園の時に感じることは少なかったが、
小学校・学童という未知の世界に踏み入れた途端、
とてつもなく感じるようになった。

少しずつ手を離れていく。
それをお互い、少しずつ受け入れていく。
その過程でくっついたり離れたり。

「手を離しても目を離さない気持ち」が大事なのかもしれないな。


まあ、正直今日も息子の気分は上がったり下がったりで
言葉も荒れるし態度も荒れて、
私は夜、寝かしつけを夫に任せてこのスタバに来るまで
心がぐっちゃぐちゃだったよねw

いつも土曜は19時~22時くらいまで外で仕事をするんだけど
全くできるメンタルじゃないし、
でも家にいたら気が狂いそうだったから出た。

スタバに行けば、私は幸せになるから。

母親やめたいとふと思って、ああいけない、
自分のこと大事にしないとダメだーーって気づけるようになったのは
成長だよなあ。
(息子が0歳~2歳までは自分を大事にできなかったから)


息子はこんな私を知らないけど、知らなくていいんだ。

親子だけどお互い知らない部分がある。
そうやって思っていないと、
全部自分がコントロールしたくなっちゃうしね。

息子が変化の時期に荒れるのは毎年のこと。
できる限りそばにいてこの嵐のような日々を
見守ろうじゃないか。

息子、大好きだよ。
一緒にがんばろうな。


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