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【ドイツ暮らし】ドイツで犬をかう。

プロフィールに犬がいることを明記しておきながら、犬に関する記事を書いていなかったなぁと今更気が付いた。



ドイツで犬を飼い始めて2年・・・



産まれた時から犬好きで、今まで犬のいない生活をしたことがほぼなかった私。



ドイツでついに犬を飼うことができたのだが、



やっぱりドイツは犬の飼い方(買い方?)すら違った。




ということで今回はそんな話を少し。












母親が私の母子手帳に、犬に大いなる関心を示すと書いていたくらい昔から犬好きの私。




また父も犬好きだったこともあり、私がかなり小さいうちから犬を飼っていて、



先代が引退(虹の橋を渡る・・・)たびに後任がやってくる形で、これまで何匹も犬を飼ってきた。




ドイツに来てからは犬とは無縁の生活をしていたのだが、結構犬好きが多いドイツ、



そこらじゅう犬を連れ回しているので、毎回かわいいなあ♪と思って眺めていた。




犬を飼おうと決心したのは、結婚してから。



夫も犬好きなこともあり、そろそろ本気で犬を飼おうか?ということになった。




ここからが日本とは全く違う流れになる。





ドイツにはまずペットショップなんて存在しない。




ペット用品店ならあるが、日本みたいに動物が店で売っていることはまずない。



じゃあどうやって犬を飼うのか?





大きく分けると、ブリーダーさんのところで買うか、どこかで飼えなくなったペットを譲ってもらう(里親)か、のどちらかになる。
(他にも方法があるのかもしれないが、私はその二択だった・・・)




元々犬を飼っていて、何か訳あって飼えなくなったペットを引き取ることの難しさを知っているつもりなのと、



できればこの犬を飼いたい♪という希望犬種がいたこともあり、ブリーダーさんのところで譲ってもらう計画でいた。





そして、これが結構難しい・・・




ホームぺージを見て、いつ頃子犬が産まれます♪みたいな情報を探していくのだが、



来月・再来月みたいな近い日程だと、すでに貰い手が決まっている場合が多い。



あとは、次の出産予定が分かり次第情報お伝えします、と書いていながら、その情報が更新されない・・・



私が飼いたかった犬種が人気なのかもしれないが、この方法での犬探しに結構苦労した・・・



当たり前だが、生き物なんだから、ほしいと思った時に都合よく子犬が生まれるわけではない。



もしかしたら、私のように「この犬種ほしいっ」と思った人は、子犬が無事産まれるまで首を長くして待っているのかもしれない。



が、私にはそれができなかった・・・



そして最終的にブリーダーさんから譲り受ける手段は諦めることにした。






次の手段。




やっぱり恵まれないワンちゃんを幸せにしてあげよう作戦♪ということで、保護施設から犬を貰う(と言っても買う・・・)手段を取ることにした。




野犬が多いのか、主に東ヨーロッパの国々で保護された犬を施設から譲り受けるという形も結構ポピュラーなドイツ。



犬を飼ってみてわかったのだが、散歩していると「うちの犬はギリシャから来た」だの、「うちの子はルーマニアから来た」だの説明してくれる飼い主さんも結構多い。



その方法としては、保護施設のホムペがいくつもあり、そこからワンちゃん猫ちゃんを探し、気になる子がいれば直接施設に連絡する。




保護施設もドイツ国内ではなかったりするので、実際会ってみて相性とか合わなかったらどうするんだろ?とか思ったりしたが、



そのへんはお試し期間みたいなのが設けられている場合もあったりするので、うまいようにできているのだと思う。




だが、




これもうまくいかなかった・・・





気になる子がいると運営者に連絡するたびに、



「ご希望のワンちゃんはすでに貰い手が決まっています」という回答だった・・・



そして、その回答には毎回必ず




「ご希望のワンちゃんはすでに貰い手が決まっていますが、この子だったらまだ貰い手決まってません・・・」みたいな別の子への誘導が入る・・・




だから、気になったあの子はもしかしてダミーだったのでは?と思わずにはいられなかった。



上記通り、実際に保護施設から譲り受けている人も少なくないので、単にタイミングが悪かっただけだろうと思うのだが、




あまりにも犬を飼うのが難しいので、逆に「日本は簡単すぎないか?」っていう疑問まで抱くようになった。




では最終的にどうやって犬を飼うことにしたのか?




譲り受けるという点では同じだが、個人が書き込める掲示板で情報を集めることにした。



ドイツには、中古品・不用品の譲渡から不動産情報とかまで掲載されている掲示板があり、そこにもペット情報を書き込めることになっている。



情報量も大変多いので、気になる犬種の情報が掲載されるたびに連絡をとってみた。



この方法も、そう簡単に進むわけではなく、まず相手から返事が来ない。



返事が来ても、もう貰い手決まりました・・・ばかり。



一度連絡を取ってみた方は、「まだ貰い手決まってませんよ」とのことで、ぜひ譲ってほしい(お金はもちろん発生する)と伝え、



相手から「分かりました」との連絡を受けて、



やった♪ついに犬を飼うことができると喜んだのも束の間で、



その後、この情報提供者から連絡がくることはなかった・・・



誰もが使える掲示板なので、こういうこともあるあるなのである。






重要なのはタイミングで、



我が家にやってきた犬は、たまたま私が掲示板を見た時に、ちょうど情報が掲載されたばかりのところだった。



生後半年くらいのワンコで、家の都合で飼えなくなったので、貰い手を探しているとのこと。



通常であれば、Mailしてみる流れなのだが、その掲載者は携帯の番号も掲示板に載せていた。



速攻、直接電話連絡の手段をとった夫。



超新着情報だったので、もちろん「まだ貰い手は決まっていません」とのこと。



隣町の方だったので、翌日に犬を見させてもらう約束をし、翌日、ワンちゃんを見せてもらい、どんな感じか確認して、正式に譲ってもらう流れとなった。




この元飼い主さんの話だと、掲示板に情報を載せてから、1時間くらいで200件以上の問い合わせがあったとのことで、驚いた。



かなりの倍率である。



運よく・タイミングよく、情報を得ることができたので、犬を飼える流れに至った訳である。





我が家は犬種とか年齢とか、そういうことにも結構こだわっていたので、犬を飼うまでに時間がかかったのかもしれない。



多分一年以上は探していたと思う。



一方で、犬好きのお向かいさんは、先代が永眠した翌月には後任が来ていた(しかも二頭・・・)ので、こだわらなかったり、何かコネクションがあれば犬を飼うのはそんなに難しくないのかもしれない。



が、日本から来た私にとっては信じられないくらい大変だった・・・



犬関連の記事をもうちょっと飼いていこうと思う。



でも今日はこの辺で。ciao











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