サード助監督。飽き性。

サード助監督。飽き性。

最近の記事

あのときああしてたら

「あのときああしてたら」を考える癖がある。 あのときシーじゃなくてランドに行っていたら あのとき間違えて右スワイプしなかったら あのときビーサンじゃなくてちゃんと靴を履いて美打ちに行っていたら あのとき泊まりの茨城ロケに行かなかったら あのとき松原の家の内見に行かなかったら あのとき浮気しなかったら あのとき池袋のラブホで観た映画がバトルロワイヤルじゃなかったら あのとき寝たふりせずにお父さん引き止めてたら あのときちゃんと家に帰ってたら あのとき吸ってた

    • 最近のおもしろメモ

      監督がロケハンで唐突に靴に防水スプレーを吹き始めた 家でスプレーすると肺が防水加工されちゃうかららしい 監督が「俺はコンバースをはくときはイタリア製の靴べらを持参するんだ」と言ってた 監督に「なんか面白い拷問のしかたないですかね」と聞いたら 「肛門に鉛筆を刺してお前は鉛筆けずりだウィーンって言え~っていうのどう?」ってノータイムで言ってきた 最近おれカット割らなくなったな 割るのは瓦だけ なんつってね 暇すぎて準備稿で全部割っちゃったよ 暇すぎて雑誌の対談記事割っち

      • むかしのわたしのおもしろメモ

        何年か前から、その日あった面白いこととか、いいなと思った誰かの言葉とか、印象深いこととかをスマホのメモに書き留めてる。 2019年の大晦日にiPhoneをなくしたせいでそれ以前のものが消えちゃった。あと今読んでも何なのか思い出せないこともたくさんある。打った本人が忘れててスマホが覚えているって不思議だ。死んだ人の書いた小説を読むときみたいな気持ち エレベーターが1階についたと思って降りようとしたら3階で、乗ろうとした人とぶつかりそうになって、二階についたらその乗った人が1階

        • 認知症の人が死ぬということ

          昨日は1月からやっていた仕事のクランクアップの日だったのだが、わたしは現場にいなかった。 というのも、その前々日に祖母が亡くなって、クランクアップと葬儀が被ったため、仕事を休ませてもらったのだ。 「おばあちゃんの葬儀くらいで…」とか小言を言われることも覚悟してたが、みんなご愁傷様とわたしを労ってくれ誰も文句を言わないでくれた。 亡くなったのは母方の祖母で、わたしは物心ついたときから祖父母と一緒に暮らしてきた。物心ついたときすでに一緒に暮らしていなかった父より、むしろわた

        あのときああしてたら

          うな重の宝箱

           今年26歳になるわたしは「ハリーポッター」世代ど真ん中で育ちました。わたしたちの世代の人間は、みな一度はバタービールを飲みたいと思ったことがあるはずです。  バタービールとは、ハリーたちホグワーツ魔法魔術学校の生徒が、休暇の時だけ遊びに行くことを許される村で飲むことができる飲み物で、ノンアルコールの甘い飲み口であると本には書いてあります。村に遊びに行くことを学校から許可されなかったハリーが、どうしても飲みたかったものです。  魔法界で「ここに行ってみたい、あれを食べてみ

          うな重の宝箱