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志望大学に入れなかった場合の選択肢は浪人だけではない?意外と知らない編入学のこと

みなさん、こんにちは!ちえみりーです。

今日は久しぶりに勉強系の記事を書いていこうと思います。

というのも大学時代に家庭教師をしていた生徒さんのお宅から相談があったので、もし同じ内容で悩んでいる人がいたら参考になるかなと思い、書いています。

志望大学に入れなかったが、やはり諦めたくない!

大学受験ではどんなに勉強しても本番に上手くいかなかった。

あの時こうしておけば、、、。

など終わった後で後悔するひとも多いのではないでしょうか。

また、一度はあきらめて第二希望以下の大学に入ったが、やはりやりたい、学びたいことができなそうなので再度チャレンジしたい

でも、浪人となると学年がズレてしまう

実際、大学生の5人に1人は浪人生であると言われていますが、金銭的な問題や不安などで悩む人も多いのでは?

そんな人に編入学試験という選択肢を紹介します。

編入学とは?

大学3年生から他の大学に入学することができる制度です。(東大や京大、医学部など場合によっては2年次入学となる場合もあります)

私も高専からですが編入学試験を受けて大学に入ったので、一応経験者です!笑

編入学のメリット

〇日にちが被らなければ国立大学を何校も受けられる!

これは編入学の大きなメリットだと思います。

編入学試験は大学2年生の6月から8月末にかけて全国の大学(国立大学と一部の私立大学など)で行われ、大学によって試験日が分散しているため、試験日が被らなければ何校でも併願できます

一般入試(大学1年生に入るための試験)では、国立大学を複数受けることは難しく、選ぶのには少し賭けのような要素もありますよね。

しかし、編入学試験であれば受けたい大学を併願できるため、国立大学の滑り止めに国立大学を受けるなんてことも可能です!!

〇教科数が少ない

工学部の場合は基本的に数学と英語、専門科目、物理または化学の最大でも5教科のところが多いです。

また、学部によっては専門科目だけまたは小論文だけというところも!!

一般入試に比べて教科数が少ない分、教科をしぼって勉強できるので、しっかり勉強すれば合格難易度もそんなに高くないかもしれません。

〇過去問で傾向がつかみやすい

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各大学の編入学試験の過去問は大学のホームページで入手することが可能です。

また、志望大学の教務課などに直接行くと、ホームページに載っている過去問よりも前の過去問をコピーすることができる大学もあります。

これらを使って過去問を取得したら、数学でも線形代数が多く出ているのか、微積なのか、偏微分まで出る可能性があるのかなどを分析します。

それにより大体の傾向をつかむことができ、その範囲を重点的に勉強することで得点力になりやすいです。

編入学のデメリット

〇情報が少ない

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私は高専だったので、周りに同じように編入学を目指す人が多くいましたが、大学だと周りに受験した人や目指す人が極めて少ないです。

そのため、その大学はどのくらいの倍率なのか、難易度なのか、対策はどうすべきかなど情報が集まりにくく、編入学という制度を知ってもなかなか踏み出せない人もいるでしょう。

最近ではインターネット上で編入に関する情報(体験記など)を得ることも可能ですので、情報の取捨選択を行いながら積極的に情報収集をすることをおススメします

〇専門の塾がほとんどなく、独学で挑戦する必要がある

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一般入試の場合、予備校などの受験対策の塾は多くあります。

しかし、編入学は一般的ではないので対策をしてくれる塾はほとんどありません

高専の場合は進学者が多い学校では、受験対策の授業もあるようですが、大学だともちろんありません。

編入学の経験がある人に家庭教師をお願いするという選択肢もあるかもしれませんが、現実的には独学ということになるでしょう。

もちろん、わからない問題はその教科の専門の先生(大学の教授や高校時代の先生など)に教えてもらうことはできると思いますが。

〇周りが遊んでいても勉強を続けなければいけない

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大学生と言えば、自由な時間も多く、友達と遊ぶ時間も増えるもの。

しかし編入学試験を受けると決めたら遅くとも1年生の冬までには勉強をし始めなければいけないので(天才な人は除く)、大学の友達と遊ぶ時間も減ってしまいます。

よほどの覚悟がないと流されてしまう可能性があるので、受けると決めたら強い意志で挑みましょう。

〇工学部以外の受け入れが少ない

ここまで編入がいいよ!と言ってきたものの、やはり大学や学部によっては募集定員が若干名など、狭き門のところもあります。

なかには受験生がボーダーに達しなかったら一人も合格させないなんてところも!?

もちろん大学によっては定員20名とたくさん合格させてくれるところもあります。

そのため、自分の志望大学がどの程度の学生を受け入れてくれるのか、下調べはしっかりしましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

もし好評であれば編入試験に使える参考書なども後日ご紹介しようかと思っています。

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