フリーランスになって「休む」が出来なくなった話
先月から本格的にフリーランスとして働き始めた。
と同時に、「休む」ことが出来なくなった。
フリーランスになる前の私は、フリーランスになったら時間の余裕ができて、好きなときに好きなことができるまったりスローライフが待っていると思っていた。
だけど、蓋を開けてみたらまさに真逆の現実がそこにはあった。
休むことへの罪悪感
とにかく「休む」ことができない。
「休む」ことに対する罪悪感が尋常ではない。
休もうと思っても、「こんなことをしてて良いのか」「生産しなければ」という思考が押し寄せてきて結局何かしら仕事のことを考えてしまう。
SNSを開けば自分より何倍も稼いでいる人たちがストイックに行動している。
そうして気づいたら「休む=悪」という思い込みが自分の中にインプットされていた。
フリーランスになると決めてから約3ヶ月、1日も完全にオフの日がなかった。
特に先月からは本格的にフリーランスとしての仕事を始め、本業の正社員と両立しながらだったので四六時中仕事のことを考えていた。
それがここ数日、何だか自分の調子がおかしくなっていることに気づいた。
何だかモヤモヤする。身体が重い。集中力が欠けている。
このままでは仕事に支障が出ると思い、今の生活を見つめ直してみた。
そもそも自分が達成したいことは何なのか
そもそも私がフリーランスになろうと思ったのは、「好きなことを仕事にしたい」というのはもちろんだけれど、「理想のライフスタイルを実現したい」というのが一番の理由だった。
そして私の理想のライフスタイルは、
・時間の余裕がある
・好きなときに好きなところへ行ける
・毎日好きなことをして過ごす
・働きすぎない
書き出してみて気づいたけれど、今の生活とあまりにも真逆だった。
理想のライフスタイルを実現するためにフリーランスになったのに、いつしかその目的を見失っていた。
なぜだか「歯を食いしばって働かなければならない」という思い込みができていた。
確かにフリーランスとして生きていくために努力は不可欠だと思う。
だけど、わざわざ苦しみながら働く必要ってあるのだろうか?
わざわざ自分を追い込む思考をする必要ってあるのだろうか?
それって、自分にとっての幸せなのだろうか?
私は自分にとっての幸せを考えたときに、それは今の働き方ではないと気づいた。
いや、もともとそう思ってフリーランスになったのだから、正しくは「思い出した」のかもしれない。
人は目的を見失うと不幸になる
念願だったフリーランスになって幸せなはずなのに、なぜだかモヤモヤする。なぜだか苦しい。
ここ数日悩んでいたことの原因は、自分の目的を見失っていたからだと気づいた。
きっと、理想のライフスタイルを実現するという目的を達成することが私の幸せなのだと思う。
それがいつしか「働いてお金を稼ぐこと」が目的になっていた。
もちろん生きていくためには働いてお金を稼ぐことが必要だ。
だけど、自分の目的を見失ってまで苦しみながら働く必要はないのかもしれない。
だから、私はもっと自分の幸せのために生きようと思う。
自分が幸せだと思える生き方をすること。
働くことが目的になっているときこそ、本当に自分が叶えたかったことは何なのかを思い出すこと。
自分の目的を見失わず、それに沿った生き方をするからこそ人は幸せになれるのだと思う。
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