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未来を思い描けるのは余裕がある証拠

公務員をしていた5年間、未来を思い描いたことなんてなかった。

もちろんここから抜け出したいとは思っていたけれど、「未来を思い描く」なんてポジティブなものじゃなかった。

今が辛すぎて、今をどう乗り切るかしか考えられなかった。

明日これやらなきゃなとか、来週の会議嫌だなとか、いつも何かに追われて心の余裕がなかった。

今を生きることが大事とは言うけれど、今しか考えられないのは結構苦しいものだ。


公務員を辞めてもうすぐ2年になる。

この2年で大きく変わったことは、未来を見据えて今を生きられるようになったことだ。

未来はこうなりたいから、今はこれをしようとか、そんなふうに考えられるようになった。

それって今に余裕があるからできることなのだと思う。


未来のことを考えて不安になることもあるけれど、今のことしか考えられなかったときのことを思うと、幸せな悩みなのだと思う。

今が苦しすぎるからとにかく抜け出したいなんてネガティブな理由じゃなく、今ここにある幸せを感じた上でもっと理想の未来を手に入れたいと思うようになった。

だから、未来を思い描けるということは今が幸せだということなのだと思う。

未来を思い描けるようになったことが、ここ数年で一番成長したことかもしれない。



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