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27歳のこんな感じ

こんなに気温が上がりきってるような日が何日か続いて、まだ蝉の鳴き声が聞こえないせいで夏だと言い出せないみたい。
冷たいものしか体に取り入れたくなくて、お昼は麺の確率がぐんとあがり、毎日同じものでなければ良いというルールが自然とできる。
蕎麦、そうめん、うどん、冷やし中華のローテーションで1週間がおわり、1か月がおわり、それを夏の終わりまでやる。

これをもう何年もやっている。


気付けばひとつ前の季節に歳を重ねて27歳になった。
私的、年頃の女性だ。
同世代の女性の「もうこんな歳」発言は、自分がまだ若いことは知っているが、一方であまり若くないことを知らず、知らないことに向かっていく不安から、知った気になったその発言なんだと思っている。




結婚も出産もキャリアも、どれかを選ばなければならない時代は確かにもう終わったのかもしれないが、どれもかけ離して考えることはできないので、やっぱり優先順位が必要になる。




この1か月の間に友人の入籍報告を3件受け、結婚ラッシュを肌で感じ、お気に入りのファッション誌の今月号は婚約指輪の特集が何ページも続いて、久々に行った知り合いのパン屋さんでは結婚はどうなのとか聞かれた。
そんな中、私自身も退職届を提出し、課長に寿退社かと喜ばしそうにされたが、ただ仕事を辞めるだけで、この行為で鍛わったメンタルは私の宝物だ。


そんなこんなあり、私は来月から【アラサー無職独身】という肩書きを手に入れる。
大きな目標と少しの絶望を胸に勝負の夏を過ごす予定だ。


現段階では自分で優先順位がつけられずにもどかしい気持ちだが、まずは自分だけで出来ることを始めて、自信をつける時間にする。



学生の夏期講習みたいに。

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