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夢はためらわずに口に出してみる

夢というものは、ためらわずに口に出すべきであると確信している。

私の経験値では、口に出し想い続けていると、夢というものは当初イメージしていた完全形でないにしろ、けっこうかなうものだ。

それは、引き寄せというよりも、想い続けることで自分で自分を暗示にかけ、そういう努力や行動を知らぬうちにし始め、聞いた人が環境や情報を持ってきてくれて、結果も誘われるというイメージだ。

私は街角の小さな本屋さんを運営するのが、最終的な目標で以前にこんなものを書いた。

これを読んだ人が、選書サービス“季節の本屋さん”についての初期アイデアをくれて、ひとまずネット書店をスタートした。

それとは別に、そういえばもう一つ、夢の原案があったなあと最近思いだした。

会社員時代、今ほどカフェが流行る前に、「○○cafe」と題して、一年間若手社員たちと一緒に毎月ワークショップ的なものを企画した。同時期に、新規事業として、コ・ワーキングスペースを提案したが、残念ながら形にはならなかった。

つまり、働く場所や時間を自分で選び、仕事に対してあらゆる意味で自由であることは、世の中の潮流とは別に、自分の嗜好として強く念願していたことだったのだ。

最近、ことに選書サービスを始めて以来、実店舗の小さな本屋の片隅に、ワーキングスペースを設置できたらベストだなあと思うようになってきた。

隣にパン屋さんやコーヒーショップ、花屋なんかがあれば、もっといい。

働く女性向けの役に立つ本が並べられていて、その片隅の暖かい空間で、集中して仕事ができる心地よい安全なテーブル。

極端に高級ではないけれど美味しいコーヒーが飲めて、買ってきたパンを持ち込める。帰りにちょっと素敵な花を一輪買って帰路につく。

女性にとって心地よく安全な場所というものは、東京であっても意外と少ない。

大人の女性ではなかったとしても、たとえば学校でちょっとつらいことがあったとき、女子中学生が立ち寄って絵本を読める場所であってもいい。心の避難場所というものは、いくつになっても必要で、そういう場所があると生きていける一面がある。

本屋や図書館にはそういう側面があると私は思う。そんな場所を、いつか作りたい。

ということで、今日は、久々にただの夢の話。


■【女性限定】「働く女性のための選書サービス」“季節の本屋さん”を、3/10より開始しました。現在は、「春の本」をご用意しています。詳細は、HPのServiceをご覧ください。



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