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会社運営&書くにまつわる

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フリーランス約半年を経て法人化した会社運営のつれづれ。その他、執筆・文章全般にまつわることがら。
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2017年7月の記事一覧

暑いからアイスが食べたいなと思う真夏のある日

暑いからアイスが食べたいなと思う真夏のある日

最近、“自分にご褒美・贅沢アイス”というテーマの記事を書いた。

自分にご褒美という概念は、以前から浸透しているし、もの珍しい視点ではないけれど、この暑さの中で素敵なアイスはやっぱり魅力的。

書いていても楽しかったし、PVもそれなりにとれた模様。

そういえば、まだ私が小学生だった頃、俵万智さんの「サラダ記念日」が、当時ものすごく話題になった。

その中に、

“「寒いね」と話しかければ「寒いね

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『モモ』は予知している

『モモ』は予知している

物語執筆の仕事資料として、『モモ』を久々に読んでいる。

子どもの頃、大好きで、何度も何度も読んだはずなのに、

久々に読み返したら、全然知らない話のように感じてしまった。

まだ、全部読み切っていないけれど、なんとも社会派なストーリー展開。

まるで、現代を予知したかのような……。

ミヒャエル・エンデが『モモ』を出した時代といえば1970年代。

時間に追われ、無駄な時間をひたすら節約。

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息づく言葉たち

息づく言葉たち

noteを書き始めて、途中でふと気づいた。

自然に「です・ます」になるときと、「だ・である」になるときと、その日によって、いろいろあるということ。

雰囲気としては、多少なりとも述べたい調のときは「だ・である」、ふわっと感じた調のときは「です・ます」、のよう。

「です・ます」で1本目がスタートしたので、途中で全部それに統一しようとしたこともあるのだが、するとなぜか言葉そのものが止まってしまう。

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“ねばならない”でも、よろしくてよ

“ねばならない”でも、よろしくてよ

過去、組織において、どう無理してでも何が何でもやる、というのが私の仕事のスタイルでした。

体を壊しても、徹夜しても、どうしてもやり遂げなくてはならない、それがプロの仕事の仕方だと考えていたのです。

だからこそ、それなりの信頼をいただいていた部分もあったのかもしれません。

しかし、だんだんと考えが変わってきました。

他者が関わるものについての納期厳守は当然ですが、そうでもないことについては、

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筆者と私 交錯する自意識

筆者と私 交錯する自意識

原稿によっては、自分の見解を、ある程度カチッと述べるものもあります。

そういうときに、必ず「筆者」と「私」が見事に入り乱れた文を書きます。

想定内なので、書き終えてから納品前にチェックをするわけですが、

今更ながら、自分のことを「筆者」というのは、なんとなく、こそばゆい。

日常的には、「私」が標準運転なのは、当然の話。

柔らかめの原稿であれば、「私」でもいいのですが、ビジネス系の原稿は

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間や空間、行間と伏線

間や空間、行間と伏線

とある映画のインタビュー記事を書きました。

海外の監督が撮った作品についてのものでしたが、その本旨は別として、間や空間が印象的な作品でした。

いろいろなプロフィールを拝見していたら、やっぱり日本映画にも文学にも精通されていていて、わびさびの勘が強い方、のようです。

雨の音や、緑の間をそよぐ風。

ジブリか、はたまた小津映画のような。

少し前のドラマで、行間とか伏線という言葉が話題になりまし

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書く場所を自分で創る、ことはじめ

書く場所を自分で創る、ことはじめ

書く仕事をはじめて、一年がたちました。

それまでの20年間、銀行、図書館、一般企業という場所や組織で働いてきました。

中間管理職としてさまざまな仕事に関わり、40歳を機にライター&ブックコーディネーターとして独立。

約半年間の個人事業主を経て、2017年4月に法人化しました。

いろいろな会社やクリエーターとコラボしながら、たくさんの方の協力をいただきつつ、本にまつわる仕事をしています。

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