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それがたとえ美しく切ない思い出であったとしても、振り切って前を見て歩く

昨日、投稿したこの記事。

なんと!投稿早々、【note編集部お気に入りマガジン】に入れていただき、さらに今日は、【編集部のおすすめ】にも入れていただきました。

スキをたくさんいただいた上に、読んでくださった方から、サポート&おすすめもしていただき、感無量です(泣)。

本当にありがとうございます!

「爺ちゃん、やったよ!」(心の中でガッツポーズ)

いつか書きたいと思っていた義父とのエピソードを、こういう形できちんと公開することができて嬉しかったし、さらに、編集部さんにピックアップしていただいたお陰で、たくさんの人に読んでもらうことができて、それもまた嬉しかったです。あの記事を読んでくださった多くの方々に、義父が生きていた時の思い出をシェアすることができて、私の任務を完了させたような…肩の荷が一つ下りたような…ホッとした気持ちになりました。

◇◇◇

こちらの写真。昨日投稿した記事のヘッダー画像に使ったものです。

これは2年前の12月、夫と居酒屋へ行った時の写真です。(写っている手は、夫の手。)

ちなみに、その時の記事はこちら…。

写真の大きな徳利に入っているお酒は、義父か好きだった「蓬莱」。この晩は、まずは蓬莱で乾杯しました。ちなみに、お酒を注いだ盃にも「蓬莱」と記されています。(蓬莱用の盃みたいです)

義父が亡くなって以降、四十九日、一周忌、三回忌…とずっとバタバタしていたけど、この時ようやく落ち着いたので、夫と二人で居酒屋で行き、これまでの労をねぎらう「プチ忘年会」をしたのでした。

義父との思い出の記事には、この時の写真を使いました。

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もしかしたら、この日の「夫との居酒屋での乾杯」も、後々、年老いた私が懐かしく思い出し、「あの頃は良かったなぁ・・・」と切なく愛しく感じるときが来るかもしれません。

大切な人と共に歩む人生は、共に過ごし共に生きてきた時間に比例して、様々な「思い出」が二人の間に生まれていくものです。そして、「人として生きていく」ということは、人と関わり合って生きていくこともであり、当然、生きている限り「思い出」は増え続ける一方です。

キラキラ輝いたり、美しく澄み渡っていたり、温かくて優しかったり、クールで潔かったり…等々。時には悲しく切なかったり、淋しくて胸が張り裂けそうになったり、苦しくなったり…等。様々な「思い出」が記憶に刻まれていくのです。

生きている年数分だけ、私たちの心の中に「思い出」がたくさん生まれて堆積していくけど、過去の思い出にドップリつかって埋もれてしまうのも毒で、どこかで線引きすることが必要です。思い出に縛られるのではなく、「過去の思い出」と「今の自分」の間に境界線を引いて、両者を切り離すよう、意識して気を付けなくてはいけないな…と思います。

特にそれが、愛しい人や大切な人との思い出だったり、人生の中で最も輝かしく幸せな時の記憶であれば、尚更…です。

過去は過去。過去を振り切り、前を見て前進する潔さも必要なのです。

◇◇

義父との思い出は、義父が亡くなった時点で、もう新たに生まれることはなくなりストップしたけど、私の人生はこれからも続きます。
義父と積み重ねてきた思い出は、私の心の糧として留めておき、新たに私らしく生きていこう…と思うのです。

これからの私は、

人の記憶に残るように…。

人々の心に残るように…。

そんな存在になりたいです。

でも、大切な人との間で、あまりに増えすぎる思い出をどうしようか…悩みどころでもあります。

思い出に浸り、胸が締め付けられる時もあるからです。

年を取ると、余計に昔の思い出が切なく思い出されてきます。

未来より過去の比重が大きくなるので、過去の思い出で心がいっぱいになるのです。

◇◇

人の記憶に残ることも、また、自分の心に忘れられない思い出が刻まれることも、どちらもとても尊くて素晴らしいことです。

それが、たとえ切なく悲しい思い出であっても、そういう体験を得ることが人生には必要であり大切なことなのだと思います。思い出は人生の光であり華であり、生きた証であり、愛しいことです。どんな体験であれ、たくさんの思い出を作ってきた自分を褒めて、誇りに感じていくことです。

今、幸せに感じているのなら、その幸せをしっかり感じて味わうこと…。

悲しいときも、その悲しみをしっかり感じて味わうこと…。

失うことを恐れずに、今の自分が何を感じているかに集中すること…。

それが大事なのだと思います。

今の「自分の気持ち」を体全体でしっかり感じて味わい尽くすことで、未来の私は、強くたくましく進化していきます。

未来の私のために、ただ「今」を味わいながら生きていく。

たとえ何があっても、私はいつも心を開いて、人々との出会いの中で次々と生まれていく「思い出」を、怖がらず、またジャッジせず、ただ優しく愛しく受け止めていこう…と思いました。

◇◇

今日も一日が終わり、また明日には新しい一日が始まります。

その絶え間なく繰り返される日常の中で、私は生きています。

この何でもない日常の些細なことも、将来、この人生を終うとき、愛しく切なく思い出すかもしれません…。

それでも、私は生きていきます。

いろんな思い出を胸に抱えて、最期までしっかり生きていこうと思うのです。そして、それらの思い出を魂の財産にして、旅立っていけたらいいな…と、そう感じるのです。

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