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【写真日記】ディープな岐阜旅①JR岐阜駅前の問屋街を歩く

先日、岐阜市(岐阜県)に行ってきました。

下の地図の【赤丸】の所が、岐阜市です。

私は飛騨高山(高山市)に住んでいるのですが、飛騨地方(高山市・飛騨市・下呂市・白川村の三市一村)の人は、岐阜市のことを「岐阜」と呼んでいます。
他県の皆さんは、「岐阜」と言えば、岐阜県全域のことだと思われるでしょうが、岐阜県民にとって「岐阜」は、岐阜市のことなんですよね。

ですので、飛騨の民が「岐阜へ行ってきた~!」という場合、「岐阜市に行ってきた」という意味になります。

ということで、私もご多分に漏れず、ここでは「岐阜に行ってきた~!」と言いますね・笑。


久しぶりの高速バス(高山~岐阜線)

高山濃飛バスセンターにて。

CORONA禍が始まる前のインバウンドの最中、高山市のこのバスセンターは、平日休日問わず、外国人観光客がたくさんいて大賑わいでした。
しかし、今回、久しぶりに来てみたら、やはりひっそりと静かでした。当然と言えば当然…かな。

バスセンター内の待合室に入ると、日本人旅行者のグループが数組(ご夫婦や友達など)いました。そのほとんどが、ご高齢の観光客。あとは、小さめキャリーケースをゴロゴロ引いているスーツ姿のビズネスマン、または地元の人…。オール日本人です。

しかし、来月から、いよいよ国は海外からの観光客を受け入れるそうなので、このバスセンターも、以前のように賑やかになるかもしれませんね。

さて、今回はネット予約で、高速バスのチケットを取りました。
以前はよく利用していたネット予約。でも、コロナで自主自粛していたので、こうして公共交通機関を使ってお出かけするのは3年ぶりです。
スマホでサイトを開いてポチるのに、「あれ?あれれ?どうやるんだっけ?」となってしまい、予約の仕方をすっかり忘れていました。おい!
仕方がないので、改めて、会員登録をし直しましたよ~。

ちなみに、岐阜行きの高速バスは空いていて、予約も乗車もとてもスムーズにできました。

高速バスの中。一番前の席でした。

約2時間のバスの旅。途中、トイレ休憩は無いので要注意です。(※代わりにバス内のトイレが利用できます)

沿道の山の緑を眺めていたら、だんだん心地よくなってきて、うとうと眠ってしまいました。

目覚めたら、バスは山を下り、濃尾平野に辿り着いていました。

岐阜市に到着

名鉄岐阜駅の横にある、名鉄岐阜バスターミナルに到着しました。

バスターミナルの壁画。
名鉄岐阜駅の看板。岐阜―名古屋は電車で30分くらいです。

久しぶりの岐阜市は「暑い!」
名古屋もそうですが、夏の濃尾平野はすごく蒸し暑いです。
この日はとてもいいお天気で気温が一気に上昇。涼しい飛騨から出てきた私には、結構暑く感じられました。
早速、羽織っていたカーディガンを脱いで、半袖Tシャツ姿になりました。

宿泊するホテルに荷物を預けて、いざ!岐阜の街へ。

ランチを食べる

お腹が空いてきたので、まずは腹ごしらえ。
そこで、岐阜駅の近くにあるこちらのカフェに寄りました。

Beringei cafeさんです。

パスタランチにしました。

ガッツリ食べたい人には、ちょっと少な目だけど、女子にはちょうどいいサイズ。

食後のコーヒー。

こちらBeringei cafeさんは、岐阜駅前にある「問屋町」の中にあります。この街に昔からあった古い建物をリノベーションされたようで、中はレトロな雰囲気のお洒落なカフェになっていました。

ティータイムに本を読みながら過ごすのも、よさそうです。

今回は、ランチタイムのピークを過ぎた頃に入店したので、静かに落ち着いて食べることができました。

美味しかったです。ごちそうさまでした~。

岐阜の問屋町(繊維問屋街)を歩く

岐阜・繊維問屋街の歴史

Beringei cafeさんがある「問屋町」。
ここは昔、アパレル産業の中心地だったんですよね。

戦争で焼け野原となった国鉄岐阜駅前(現・JR岐阜駅)に、北満州(今の中国東北部)からの引き揚げ者たちが中心となってバラック小屋を作り、古着や軍服などの衣料を集めて売りました。これはハルピン街とよばれ、岐阜問屋街の始まりとなりました。

岐阜婦人子供服工業組合サイトより

戦後の古着屋が発端となり、やがてファッションの街として、どんどん発展していきました。

しかし、時代の流れと共に、岐阜のアパレル産業は淋しくなっていきます。更に近年では、CORONAが時代の変化の流れに拍車をかけました

そして現在。かつては全国から衣服の買い付け者が訪れたという繊維の町(岐阜・問屋街)も、今や再開発の対象地区となってしまいました。

そんな問屋町を散策してみます。

繊維問屋街を散策してみると…

実は私、岐阜県民だけど、岐阜の繁華街を歩くのは初めてなのですよ。とても楽しみにしてきました。

…と、いきなりディープな建物に遭遇しました。

かつて『ハルピン街』と呼ばれた名残かな?「新ハルピン」という名の会社。
昔の雰囲気を残す店舗
こんな感じで、少しだけシャッターを開けているお店がいくつかありました。
駅前の大通りから問屋町の中へと入ります。
「まりこの部屋」ここ、すごく気になる…。
昭和の匂いがプンプンします。
怪しげな感じだけど、どこもきれいに掃き清められているので、怖くないです。
歴史を感じるお店。まだ現役なのがすごい!
こちらの通りは、どこもシャッターが閉まっていました。もしかして今日は定休日?
この通りは、開いているお店がいくつかありました。高齢女性向けの服の割合が高いようです。

岐阜の問屋町。
噂には聞いていましたが、なかなかディープなスポットでした。
時間があれば、もっといろいろ回って歩きたいなぁ…と思いました。

さて、アーケード街を抜けた後も、昭和を感じる建物をあちこちで見つけました。

建物の表向きはお洒落だけど、裏はこんな感じ。かなりディープ。
四辻の家。
2階の窓柵をよく見ると、鵜飼の「鵜(う)」でした。
消えかかっている「高橋自轉車店」の看板字。
旧字の「轉(てん)」に時代を感じます。


ここで道に迷ってしまったので、スマホで地図を確認。
静かな住宅街の通りから、車がたくさん往来する大通りに出てきました。

そのまま歩いて、次の目的地に向かいます。


②へつづく


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