見出し画像

初めてのそば打ち

初めてそば打ちをした。
プロジェクトゆうあいが発酵している、てくてく日和というバリアフリー情報誌の取材だ。

いつもより大所帯になったため、同行者を紹介する。
てくてく日和の編集長が同行した。これはいつも通りだ。
ここからは今回の取材に特別に同行した方たちだ。
二人の高校生だ。
彼女たちは、体が不自由な方も参加しやすいイベントの開催を目標に研究している。
手引きという視覚障がい者の誘導、そば打ちの手伝い、バリアフリーデータの書き込みを手伝ってくれた。
親しみやすく話しやすい高校生たちだった。
彼女たちの高校の地域連携コーディネーターだ。
また、彼女たちを追いかけていた新聞社の記者も。
同行者は全員女性で、そば打ちの先生だけが男性だったため、先生がめちゃめちゃ緊張したそうだ!

そば打ち体験をした場所は、そば所玄。
松江市の中心部、カラコロ工房の裏にある。
お昼はそば屋として営業している。
3日前までに予約をすればそば打ち体験ができる。
体験できる時間は15時から16時ごろ。

駐車場が砂利なので、足元に注意だった。
入口の段差が低く入りやすい。
庭付きの古民家を改装された店舗は、風情がある。
春は桜、秋は紅葉が楽しめるそうだ。

そば打ちの待ち時間に、そば打ちの手順を説明する動画が上映された。
動画に音声の解説は付いていなかったので、高校生と編集長に手順を説明してもらった。
だから私も理解できた。
もちろん、そば打ちの準備ができたら、先生も言葉で教えてくれる。
親しみやすい先生だったが、道具の使い方や手の動かし方を、私に言葉で説明することが難しかったようだ。
編集長が、先生の動きを言葉で説明してくれた。

腰くらいの高さの作業台でそばを打った。
大きなボウルのような形だが、先生は鉢と呼んでいた道具が出てきた。
鉢にサラサラのそば粉が500グラム入れられた。
粉の段階では白っぽいらしいが、出雲そばの特徴でそばの実の皮が入っているので、少し茶色かかっているそうだ。
水を3分の2入れ、指でかき混ぜると、そぼろみたいになった。
残りの水を入れてかき混ぜると、柔らかくなりまとまってきた。
先生がすごい早さで混ぜて、ソフトボールくらいの塊にしてくれた。
きじをパンみたいに力をこめてこねた。
手のひらで押して、ピザみたいな形にしていった。
手で厚みを確認してから押したから、少し時間がかかってしまった。
先生があっという間に大きく広げてくれた。
ここで打ち粉をしてくれた。
きじを回転させて、いろいろな角度に綿棒を転がして、薄く伸ばした。
さらに長い綿棒にきじを巻きつけては広げる作業を繰り返すと、きじがクレープみたいに薄く伸びた。
最終的には、幅1メートルくらいの作業台からはみ出しそうなほど大きくなった。
先生がきじをたたんでくれた。
そば切り包丁でそばを切った。
包丁というが、のこぎりやなたに近い形だった。
少しはやってみたが、切れた感覚がわかりにくいし、傾き下限がわかりにくく難しかった。
というわけで、先生にほとんどやってもらった。
トントントンとリズミカルに切れていった。
店員の方にゆでてもらった。
割子そばの皿15枚分できた。
いろいろな太さのそばができたのが、シローとが打った証拠だ。
甘めのつゆに、こしのあるそばで、とても美味しかった。
先生をはじめそば所玄のみなさん 取材に同行したみなさん 本当にありがとうございました。
そば処玄(@sobadokoro_gen) • Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/sobadokoro_gen/

取材した様子は、10月初旬に完成予定のてくてく日和2024年秋号に掲載される予定だ。
また8月17日に、山陰中央新報という新聞に掲載された。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?