見出し画像

図書館のバリアフリー会議

ヘッダー画像は、図書館の一角。
拡大読書器が設置されていて、座って本を読める。

数か月前に、地元の公立図書館が改装した。
バリアフリー会議が開催された。
地元の視覚障がい者協会会長に誘われ、視覚障がい者として参加した。
会議には、視覚障がい者が他に二人、聴覚障がい者が一人、肢体不自由の方が一人参加した。
図書館からは、館長とバリアフリーサービスの係りの方たちが参加した。

改装する前に、委員会に入って意見を出させてもらったから、ずっと行きたいと思っていた。
やっと行けて嬉しかった。
このように書くと図書館への関心が高そうに思われるかもしれないが違う。
読書は、点字のデータをダウンロードして点字ディスプレイにデータを転送して読む。
ダウンロードできる資料がなかったとしても、利用するのは点字図書館で、一般の図書館とは違う施設だ。
だから、一般の図書館は遠い存在だ。

会議の資料は、事前にワードファイルでメールで、送ってもらった。
会議の冒頭では、同じ資料を改めて読んでもらった。

館内を見学した。
点字ブロックは、インターホンにつながっていて、ボタンを押すと係りの方に来てもらえる。
入口に段差がなく、建物内がフラットで、エレベーターがあるので、車いすでも移動可能だ。
受付では、ルーペや初見大などを借りられる。
録音図書を聞ける機械も借りられる。
バリアフリーコーナーには、大きい文字の本、漢字にフリガナが付いた本、CDに入った録音図書などが並んでいた。
触ってわかるように印刷された絵本もあって懐かしかった。
バリアフリーコーナーを抜けて奥に入ると、座って本を読めるブースが並んでいた。
その一つに、拡大読書器が設置されていた。
別の一角には、飲み物を飲みながら座って本を読めるブースがあった。
ドリンクホルダーが設置されているから安心だ。
スターバックスみたいなサイドテーブルがある場所と、コンセント付きカウンターのブースがあってすてきだった。
飲みながら読書できるブースの近くには、カフェがあった。
カフェの一部の飲み物をテイクアウトすれば、ブースで飲める。
カフェの中では、抹茶と和菓子のセット、モーニングセットも食べられる。
別のフロアには、飲食可能な学習室があった。
目が見えなくても、改装前よりも入りやすい感じになった。

会議の最後には、質疑応答の時間で盛り上がった。
私は、借りられる機器を受付やホームページで文字で表示していただけるようにお願いした。
会議に参加したみなさん 本当にありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?