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極上のコーヒー!エモすぎるバンカム・ツル【マスター編】空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト<その33>
おはようございます!
本日は、
極上のコーヒー!エモすぎるバンカム・ツル【マスター編】空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト<その33>
といったテーマでお話ししようと思います。
こちら前回の続編になります。
私は現在、不動産ベンチャー企業で空き家・相続に特化した不動産仲介のお仕事の傍ら、新規プロジェクトとして「一棟貸別荘」簡易宿泊業に挑戦しています。
OPEN間近、山梨県の物件の近くにとんでもないコーヒー屋さんを発見。笑
その名も『バンカム・ツル』
本当に、本当に衝撃的な出会いを前回熱弁させていただきました。
ではなぜ、これほどまでの極上の珈琲を生み出すことが出来るのか?あまりの美味しさにその秘密を知るべくマスターに密着!
知れば知るほどその凄さの全容が暴かれていく…。みなさんもぜひお付き合いください!
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〇「知ってほしい」という情熱
私が初めて来店した時、「初めてきました!おすすめのお豆をセレクトしていただけますか?」と尋ねると「煎りたてをご用意しますね!」と笑顔でマスターは焙煎機へ。
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興味津々の私は「あの…見てもいいですか?」と尋ねると「もちろん!ぜひ焙煎を生で見てってください!」と快く招き入れてくださいました。初めて焙煎をリアルタイムで見学。小学生のころの社会科見学のようなワクワクが蘇ります!笑っいくつになっても知らないことだらけ。世界は未知の面白いことで溢れているのです(*´ω`*)
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このように温度を常に計測しながら丁寧に焙煎されていきます。コーヒー豆の種類によって水分量が違ったり、入りの深さを変えたり…事細かにさまざまな話をしてくださいました。
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そしてなんと、煎る前の生コーヒー豆まで見せてくださいました!初めて見た!初めて触った!「え?生のコーヒー豆ってこんな色をしているんだ…」衝撃的!私が興味を示した事柄はすべて丁寧に説明してくださり、そしてこうやって実際に目で、触れて体験させてくださいました。その言葉や表情からは「ああ、この方は本当に珈琲が大好きなのだな」とひしひしと伝わってくると同時に「珈琲の魅力をもっともっと知ってほしい!」という情熱、パッションに溢れていました。
〇「記録」を残す大切さ
マスターである中村操さんは本当にすごい方なんです。約44年間、珈琲の研究を重ね、その成果を自店だけでなく 業界全体に寄与していらっしゃいます。
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そしてこの、焙煎機!!
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水蒸気を使った焙煎。
これは中村さんがエチオピアの訪問をはじめ、長年の研究を重ねたことで最適と判断した焙煎方法。常識的に考えられないほど 高温で短時間に火入れするのだとか。当時より斬新すぎるこの方法を中村さんはしっかりと論文にまとめて記録に残しておいたそうです。すると…なんとその5年後、天下のコーヒーメーカーUCCが大型の水蒸焙煎機を製造発表したのだとか。これには中村さんもとても驚いたそうです。そしてこの時初めて「記録に残しておくこと」がとても重要なのだと気づかされたと語っておられました。論文に残しておかなければ自分が研究を重ねて出した結論が「UCCのまねごと」と捉えられてしまっただろう。と当時を振り返って笑顔を浮かべていました。
また、『バンカム・ツル』のホームページにはマスターがコーヒー研究の旅にエチオピヤに行った記録やコーヒーについて詳しく綴られた文章が掲載されています。
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なんとマスター中村さん、スターバックス本社より直々にお手紙をもらうほどの偉人。ちょっとレべチなお方なのです…。詳しくは公式HPをご覧くさい!
私はごくごく普通の一般人ですが、こうやって地道にnoteに綴ることはやっぱり意味があることなんだなぁと中村さんから改めて確認することができました。本当に感謝です。
〇「いつもの!」という信頼
最後に…
マスターが私の注文したお豆を挽きながら楽しく会話している最中、1人のマダムが来店されました。するマダムは「こんにちは!いつもの、お願いします。」と一言。マスターも「ありがとうございます、いつものね~」と。その会話から、ああ、もう何十回もこのやり取りが繰り広げられてきたのだろうなぁと歴史を感じ、本当にコアなファンが『バンカム・ツル』にはたくさんいるのだろうとすぐに想像できました。コーヒーって嗜好品。栄養を目的とせず香味や刺激を得るための飲み物と解釈されています。だからこそ好きな人は毎日でも飲み続ける。しかし、コンビニでも淹れたてコーヒが飲める、自宅や会社ではインスタントでも手軽に楽しめる時代。消費者にはたくさんの選択肢がある中でずっと愛され続けるのは至難の業です。しかし『バンカム・ツル』には人の心を掴んで離さない魅力があるのです。私は2回目の来店。ちょうど1週間で前回購入分がなくなってしまったのでリピート買いです。笑
この頻度でお店に通うのは距離的に厳しいのですが、おそらくこの珈琲から離れることはできないでしょう。ふるさと納税確定でございます!笑
〇まとめ
これだけこだわり抜いた『バンカム・ツル』の珈琲。
そんなマスターがくれた言葉がとても印象的でした。
「でもね、珈琲は気軽に楽しむものだから。うんちくとかはどうでもよくて、飲む人が美味しいと感じればそれでいいの。」
と、満面の笑みで、ウソが一つもない。
それは44年もの歳月を「よりよい珈琲を求めて」と捧げてきたマスターだからこそ自然とこぼれ落ちる言葉なのだと思います。
美味しい珈琲はもちろん、それだけじゃない、やっぱり人との出会いが何よりも尊い人生の財産なんですよね…。
新しいことに挑戦すると新しい出会いに恵まれる。
それは最高のプレゼントなのです。
noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!
本日もご一読いただきありがとうございました。