見出し画像

パニック障害体験記「パニックマン」を読んで

この本を読んだきっかけは、そりゃもう何年か前、パニック障害になっていた時に藁をも縋る思いで色々調べていたからなんですが、最近、たまたま図書館に行ったら置いてあったのを見て懐かしくなって再び借りて来ました。

なんか絵が子供の絵本に出て来そうな感じの表紙、、

あらすじをかいつまんで説明したら、ある体育教師がパニック障害になってしまい飛行機、新幹線に乗れなくなってから治るまでの記録なんですが、私から言わせれば飛行機や新幹線くらいは別に乗れなくても大して困らないから大したパニックでも無いんじゃ無い?というのが正直なところ。、、と思っていたら、この方も、何と!!日常生活にまでパニックが忍び寄っていたみたいです💦すみません。パニック障害はやはり怖い病です。

まぁ、ともかく本当にパニックで苦しみ出すと

・美容室やネイルサロン
・マッサージ
・病院、歯医者
・ただの買い物
・車の運転
・会議や集会
・仕事

こんな日常生活の広範囲をやられていき、外に出るのを諦めたら下手しなくても引きこもり&寝る生活になってしまいます。

それと、この本の中で特筆すべきはこの方がバリバリの体育教師で体が鍛えられていて、元の性格はポジティブな所です。前から思っていましたがパニック障害になる人は元は行動的なタイプが多く、どちらかと言うと悩みがなさそうと言われる(怖いもの無し)チャレンジャーな人が多いような気がします。また、体育教師がなるくらいだから体が強い・弱いも関係無いのかも知れません。

そして、やはりこの病気は別に心が弱い人がなるんじゃ無くて、ただ単に脳内バランスのイタズラではないかと思っていたら、このパニックマンの著者も同じことを書いていました。ついでに、脳内バランスが崩れるから自律神経に影響が出て、別に緊張する必要の無い場所で動悸がしたり過呼吸が起こったり果ては気が狂いそうな気分になるのでは無いか、、と思います。

なので治るには薬とか民間療法とか何でもいいですが繰り返しパニックを起こさず安定した状況を維持し、パニックを忘れる→治るか、パニックに慣れて(?)怖くなくなってしまう(気にしなくなる)の二択しかないんだろうな〜と思いました。

ともかく、脳内バランスやら自律神経なんて自分で唸ってどうにかなるものでは無いから、なってしまった方は自分を責める必要も無ければ、なったきっかけを探して後悔する必要もありません。また、体には可塑性と自己修復機能があるので、粘り強く行動療法をしていれば段々なんか対処法が解ってきて、ある日振り返ってみたらかなり進歩していたという事になります。人によってはいきなり何かを掴んで終わる人もいるみたいです。

また、発作がぶり返してもゼロからのスタートには戻りません。ついでに言うと、一回、双六で例えると上がり(普通の心境)を経験すると、その後でパニックがまた起きても上がりの方法を知っているので、今度は上がりまで戻るのが早くなります。それを繰り返すと、段々、スタート→上がりになっていきます。

と、まあパニックマンの書評をしながら最後は自論になってしまいましたが、焦らず少しづつ行動療法をしてたらかならず良くなるので、今、苦しんでいる方はゆっくり頑張りましょう!いつもながら応援しています。

追記、、パニックマンさんの本を読んで色々と参考にさせていただいてたのですが、何と!!パニックマンさんもnoteに記事を書かれていました!!☺️パニックの治し方、私より詳しいんじゃないか?と思います。パニックマンで検索したら多分、出てきます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?