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キャリコンのひとりごと

【タイムトライアルな経験】

子育てして、仕事で若い人の相手をしているうちにだんだんと考えるようになってきたことがある。

それは、タイムトライアルな訓練を小さい頃からやってきてほしいなと言うこと。

別にスポーツじゃなくてもいいの。「何分間で何をどのくらいできるのか」ってこと。

目標タイムまでに、どのくらい精度をあげて完成・完了できるかってことを、大小に関わらずいろんなことでやってきてほしいな。できれば学校で・・・

そんなことをいうと「うちの子にプレッシャーをあたえるのはやめてください」とか「それはストレスだ」とか言い出す方もいるかもしれないけれど。

でも、そういう人だって、普段、自分の子どもを「早くしなさい」と急かしてないかな。
急かすくらいだったら、目標タイムを決めてトライさせる方が良いのになと思う。

なんでこう思うかと言うと、タイムトライアルな経験で自分の中に「ものさし」を作ってほしいなと思うから。自分がそれをするのにどのくらい時間がかかりそうか予測というか自覚してほしい。

就活支援をしていて…

「履歴書はいつまでに書ける?」と聞くとポカンとする。「じゃあ、履歴書一枚書くのにどのくらい時間かかるの?」と聞き直しても目安を示せない。その割に複数の会社に応募しようとする。そして次の相談時に「1社しか応募できませんでした。」と言ったりする。
で、こういうタイプの人は「お給料いくら欲しいの?」と聞いても、『いや、お金にはそんなにこだわってないです。』とか言うことも多いなあと感じている。前田さんは意地が悪いから「あら、じゃあ5万円でも働くのかな?」なんて言ったりすると『いや~それはちょっと』だ。なんか繋がっていない感じ・・・

自分の行動を数値化して基準を持ってほしいな


朝、出かけるまでにどのくらい時間があればいいのかとか、ご飯仕度にどのくらいかかるのかとか、この計算問題を何分で終わらせられるのかとか、なんでもいいの。トライを繰り返しながら精度を上げたり、時間を短縮したりと言う意識があるといいなと思う。

ま、そんな事を言う私自身が子どもの頃に時間の感覚が欠落していて困ったことがたくさんあったんだけどね。いつも「とろくさい」と親に言われていた。高校の珠算の授業が苦痛で(じゃあ何で商業科行ったんだ?)時間を計られるのがとても嫌だったんだけど、珠算だけじゃなくてカナタイプも和文タイプも何もかもタイムトライアル・・・何とか必死でついて行っていた。そして美容学校に入学したら1年間ほとんどタイムトライアル。ワインディング全頭15分間とかずっと追われているうちにできるようになるものだし、主婦になったらご飯仕度も常にタイムトライアル。今はガスコンロの自動炊飯でご飯が炊きあがる20分間でほかのおかずを作って、炊きあがりのピーって音とともに「いただきます」だ。
今の相談業務だって、予約相談は50分間だけど、フリーの窓口の時は新規登録を15分間目安でやっている。

自分がこうだからあなたもそうしなさいよ。と言うつもりはないけど、最初は「できない〜無理〜」なことでも、繰り返し取り組むことで、目標をクリアできるという経験は、自己肯定感も育まれるだろうし、そういう感覚は仕事についてからも、きっと役に立つはずだよなあ…

そんな呟き…

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