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Googleの画像検索におけるトピックフィルタの表示について(2024年7月時点)

こんにちは。エルテスの検索エンジン分析担当堀口です。

先日公開した1本目のnoteをまだご覧になっていない方はぜひ、お読みいただけますと嬉しいです。

さて、今回のnoteは1本目の記事で少し触れましたが、Googleの画像検索におけるトピックフィルタの表示について、私なりに分析した記事になります。


Google検索におけるトピックフィルタとは

まずはトピックフィルタとは何かを解説します。

SEO界隈で有名な「海外SEOブログ」を運営している鈴木謙一さんのブログに記載の通り、トピックフィルタはGoogleが検索キーワードに対して追加するキーワードを提案してくれる機能です。

トピックフィルタを利用することによって検索結果をさまざまなカテゴリーやトピックに分類することができ、ユーザーがより具体的な情報を見つけやすくする役割を果たしています。

トピックフィルタは、Google が提案する追加のキーワードをボタンで選べる便利な機能です。

https://www.suzukikenichi.com/blog/google-adds-topic-filters-to-desktop-search-too/

例えば、「パンダ」を検索した場合、トピックフィルタを使用することで「画像」「動画」「イラスト」「料理」などのカテゴリーに絞り込んで表示することができます。(2024年7月現在トピックフィルタが表示されるときとされないときがあることを確認しています。)

Googleにて「パンタ」と検索

トピックフィルタの「イラスト」をクリックすると検索キーワードに「イラスト」が追加され、検索キーワードは「パンダイラスト」となり、関連する情報を素早く見つけることができます。

Googleにて「パンタイラスト」と検索

トピックフィルタを複数組み合わせて検索することもできるので、ユーザーはさらに細かい条件で検索結果を絞り込むことが可能です。

例えば、上記の場合、「イラスト」のトピックフィルタを選択した後に「可愛い」といった形容詞のトピックフィルタを選択することで、好みのパンダのイラストを見つけることができます。

Google画像検索のトピックフィルタとは?

次にGoogle画像検索のトピックフィルタについてです。
画像検索のトピックフィルタは2024年頃(正確な日付は不明)から表示された機能になります。

Google画像検索にて「エルテス」と検索

上記画像はGoogle画像検索にて「エルテス」と検索した結果であり、赤枠箇所がトピックフィルタになります。

画像検索結果のトピックフィルタについても通常の検索結果に表示されるトピックフィルタと同様の機能を有しており、検索エンジン上に数多くある画像をさまざまなカテゴリーやトピックに分類して表示することができます。

画像トピックフィルタによってはクリックすると表示されているトピックフィルタ以外の文言が追加される場合があります。

Google画像検索にて「写真」と検索
Google画像検索にて「写真」と検索し、トピックフィルタの「綾乃」をクリック

上の画像のように検索キーワード「写真」で表示される画像トピックフィルタ「綾乃」をクリックすると検索キーワードは「西 綾乃 写真 集」になります。

このように画像トピックフィルタはクリックすると表示されている文言とは異なる文言が追加される場合があります。

Google画像検索結果のトピックフィルタの表示傾向分析結果

では本題のGoogle画像検索結果のトピックフィルタについて私なりに分析した結果をお伝えします。(2024年4月時点)

画像トピックフィルタの最大表示個数はPC24個、スマホ10個

トピックフィルタはPC検索とスマホ検索によって表示個数が異なります。
PCは24個、スマホは10個の表示でした。また、PCの表示個数の平均は17個(全くトピックフィルタが表示されないキーワードは除く。)でした。

2024年5月末時点ではPC9個、スマホ10個でした。
2024年7月末時点ではPCの最大個数は不明30個以上表示される場合もあり、スマホでは10個でした。

上記のようにGoogleはABテストを繰り返している影響かトピックフィルタの表示個数は都度変わっていました。

PCとスマホの表示結果の違いは表示個数の違いのみでトピックフィルタに表示されるキーワードは完全に一致していました。

画像トピックフィルタは画像と一緒に使われるキーワードが表示されやすく、新規性が重要指標

分析対象:検索キーワード数:37個(企業名、個人名、ビッグワード、トレンドワード、 インデックス多いキーワードなど)、トピックフィルタ表示数合計629個。 図はワードクラウドを利用。

上記の画像は画像トピックフィルタに表示されたトピックをワードクラウドを利用して可視化した図です。

可視化するとわかりやすいですが、「かわいい」「イラスト」「おしゃれ」「かっこいい」「カップル」「プール」「フリー」「壁紙」「ロゴ」など画像と一緒に使われやすい言葉が画像トピックフィルタに数多く表示されていることがわかりました。

また、検索キーワード「写真」の画像トピックフィルタを確認すると写真の多そうなトピックフィルタがずらりと並んでいますが、「足立梨花」というキーワードがあることに注目しました。

Google画像検索にて「写真」を検索

なぜ、「写真」の検索キーワードで「足立梨花」が画像トピックフィルタに表示されているのか考えてみます。

まず、足立梨花さんの画像がインターネット上に多く存在していることが挙げられます。しかし、足立梨花さんに限らず、芸能人・著名人は多くの画像が掲載されていることから、トピックフィルタに「足立梨花」が表示されているのは他の要因もあることが考えられます。

そこで、考えられるのが新しい画像が掲載されることによって、新規性が高いと評価され、「写真」のトピックフィルタに表示されるという考え方です。

「足立梨花」のニュース結果を確認する(以下図参照)と、ニュースメディアが定期的に足立梨花さんに関する記事を取り上げていることが確認できます。

これらの情報から、画像トピックフィルタには、画像トピックフィルタにおいては「新規性」という評価軸の存在があると考えています。

Googleニュース検索にて「足立梨花」を検索

ネガティブなキーワードは画像トピックフィルタに表示されない

「詐欺」「あほ」「暴力」などのネガティブな表現のキーワードは画像トピックフィルタが一切表示されませんでした。

おそらくGoogleはネガティブな表現のキーワードのデータベースを持っており、そのデータベースに含まれるキーワードの場合は画像トピックフィルタを一切表示させないような仕様にしていると思われます。

Google画像検索にて「詐欺」を検索 
画像トピックフィルタが一切表示されない

また、画像トピックフィルタにネガティブな表現のキーワードが表示されない仕様にしている可能性もありました。

なぜならば画像検索にて検索キーワードを「炎上」とした場合、以下図のようになります。

ネガティブキーワードが並んでもおかしくありませんが、ネガティブキーワードの表示が見受けられませんでした。

Google画像検索にて「炎上」を検索

以上が画像検索結果におけるトピックフィルタの分析結果になります。
他の視点での分析もできると思いますので、少し時間をあけて再度分析してみたいと考えています。

本記事を見てエルテス検索エンジン評判対策について興味を持っていただいた方はサービスページをぜひのぞいてみてください。

本分析記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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