自分の感情を知る、表現する

今日アップロードされた大好きなイギリスのpod castを聴いていて、
色々思うことがあった。
有名なアメリカ人ラッパーの対談だったのだけど、彼が語っていたのは、
何か得たいものがあって、それを得る為に頑張る時気をつけないといけないのは自分はまだまだと追いかけ続けても自分の心の穴や空っぽの部分に正面から向き合わない限り終わりのない虚無感は続くよというような話。
お金も名声も大きな家も手に入れて尚セラピーも受けて彼は気付いたという。

彼が使っていた言葉で秀逸!と思った言葉が、
"Grow down"
Need to grow down and look internal
自分の内側を見つめ、強く根を張ることが必要
(外側、社会へ向けてではなく内面と水面下をしっかり見つめて育てる時と私は解釈しました)
人はGrow upばかり必死にするけど(目に見えるものを育てる)、深く下へ根を育てることが大切。
それをしなければ、物質的に豊かになっても心は空っぽのまま。

さすが人気ラッパー、言葉の表現者のプロ。
自分をよく観察、理解し、受け入れて言葉に表現するのが本当に上手すぎてラップじゃなくても聞き入ってしまった。

アメリカ人やヨーロッパの男性は、日本の男性よりも女性的な人も多くて、自分のセンシティブな感情を表現する人が多いと思うけど、それでも彼曰く男性は社会的に男らしく、成し遂げろ、弱音吐くなみたいなのに苦しんでいると話していて、
日本だとさらにもっと、私の少し上の世代も下の世代の男性社会は、年功序列や男らしくあれ、女々しくあってはならないという意識が植え付けられたと思う。(女性ですら年功序列の意味不明な縛りは全然あった)
だから自分の感情を表現するどころか、彼の話すように押さえ込み続けて、大切な自分の心のことなのに本当に疎い状態になってる男性は多いと思う。

筋肉ムっキムキの男性もよく見かけるけど、強く見せたくて作った筋肉と、自分の健康の為や喜んでついた筋肉って見た目的にもしなやかさや美しさが歴然で魅力が全然違うと思う。もともと男性は筋肉質な体を持って生まれるわけだからそれを過剰に見せなくてもそこは既に魅力的なはず。
だけど実際心の部分は男性の方が女性よりセンシティブだったり弱い部分を持っていたりする。
女性は感情の生き物というけど、男性も自分の感情を見つめたり認めたり癒やしたりもっとすれば良いと思う。

心理セラピーが盛んなアメリカやヨーロッパでもこう言われてるってことは日本はもっともっとそれが普通で認められる社会に向かってけばいいのにな。歯医者に行く感覚でセラピーに行ったらいい。
日本は精神科へ行ったというとなんかもっと、え、やばくない??大丈夫??で変に大ごとされる雰囲気がまだまだある。
うつ病大国なのに。本当おかしい。

とにかく、日本の男性、女性も本当に頑張り屋さんすぎて泣ける。
まじでお疲れ様と言いたい。

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