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オーストラリア流~For Being Active! 1・2歳編~

前回のBaby編に続きまして、今回は1・2歳編。

基本のおさらいを。

【Being Activeのためのチェックリスト 0~5歳全体向け】
□ テレビやゲームなどのスクリーンタイムを避ける
□ 2歳までは”NO スクリーンタイム”
□ 座っている時間を制限する
□ 1時間以上、座らせた状態にしない
□ 十分な睡眠を確保する
□ 1日最低3時間の身体を使った自由な活動(1歳~5歳)
□ (3時間のうち)最低1時間のエネルギッシュな遊び(3歳~5歳)

1日に最低3時間・・・

オーストラリアは「Play-based learning」という「遊びを通して学ぶ」方針もあり、園での活動は自由遊びがほとんどです。

晴れの日以外は、ほぼ外遊び!

これから暑くなってくるメルボルン、水遊びが増える予感・・・!


ではでは、どんな遊びを取り入れるか・・?
ということで、なんとなくイメージはついてるかと思いますが、改めてまとめてみました。


走って!飛んで!

簡単ですね。必要なのは自分の体力・・・!
子育てもそうだと思うんですけど、保育も体力勝負なんですよね~。

園でも子どもたちと、”Jump!Jump!”と言っては一緒に飛んでいます。

1歳児クラスの子どもたちは「飛ぶことがなんなのかは分っているけど、まだできない子が多い」と感じています。
つま先立ちでピーンとなる姿がとても愛らしい。みんな飛んでるつもりで可愛い。笑


回って!踊って!

これも簡単。家の中でも外でも出来ちゃいますね。
体力勝負・・・!

園で行っているのは「音楽を流してダンス!」
手っ取り早くて、(私的には)これが一番楽しいし、子どもたちの(ついでに私の)語彙力もUP!

子どもたちが全っ然飽きないので同じ曲リピートは当たり前です。
(baby sharkとsleeping bunnyが頭からずっと離れない笑)

私が個人的に使用している楽曲たちは海外のもの。
Super Simple Songs” というプレイリストで
Apple MusicでもSpotifyでも視聴可能です。
英語の童謡を聴かせたい方はぜひ!

おすすめ活動 その1

睡眠

「遊び」と同じくらい大切なのが「睡眠」1~2歳児の睡眠は、お昼寝を合わせて「11~14時間」と言われています。

ルーティンをつくるため、就寝時間・起床時間をなるべく毎日同じにすることも大切だそうですが、無理な時も多いですよね・・・。

園でも、保護者からの睡眠に関する要望は多く、

「50分しか寝かせないで」
「3時以降は寝かせないで」
「昼寝はMAXでも2時間まで」
「12時半~2時まででお願い」←(つい先日言われた笑)

などなど、同じ1歳児でも家庭によってさまざま。
子どもたちのそれぞれのルーティンを頭に入れるのが結構大変・・・
ですが、寝かしつけはすごく幸せな時間でとても好き。

おすすめ活動 その2


クリエイティブに!

You don’t need expensive toys or equipment. Play-based learning can build on everyday activities in the home and make use of common household items.
Cardboard rolls and boxes, plastic cups and buckets, wooden spoons, food packaging, old clothes and pots and pans are just some of the items you can use. Feel free to get creative!

Learning From Home - NSW Department of education

簡潔に書くと
「高いおもちゃも、道具もいらない。遊びを通しての学習は、家庭にある、トイレットペーパーの芯や空き箱、プラスチックのカップや古い布などを使って出来る。自由にクリエイティブにね!」
と、オーストラリアの教育省は教えてくれています。
決して、おもちゃがダメということでは無いです。知育玩具はたくさんありますし、活用するのはアリだと思います。


が、日本はどうしても「お勉強」の方に重きがまだまだありますよね。
幼少期(0~6歳)の間だけでも「遊び中心」になったら良いのにとか思っていたけど、そうなると負担がかかるのが小学校の先生たち・・・泣

「お勉強しっかり」「集団生活バッチリ」という感じで
日本の子どもたちは本当に頑張っているし、実際に、出来ることがオーストラリアの同じ月齢の子どもたちに比べて多いから凄いな、、、と思います。(もう給料発生していいレベル)

子どもの創造力に任せて一緒に遊んでみると新たな発見があったり、成長が見られたりして、私自身、保育がより楽しいです。

私の性格的にも「嫌がってること無理にさせなくて良いんじゃない?」と思ってしまうので、遊びから学ぶということを知った時は「やった!オーストラリアで学ぶ決心して良かった」と心から思いました。


「子どもは遊びを通して学ぶ」という意識が自分の中にあるだけで、
子どもの行動に対して「あ、何か学んでるのかな」になっているし、
この遊びで何が発達するかな・・・と私自身の学びがどんどん広がっているのを感じています。


保育にも育児にも「見守る余裕」が大切なことも、今回遊びについてまとめていく中で、改めて実感しました。^^



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