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二度目の「熟睡プラ寝たリウム」2023

東京都内の多摩六都科学館で「熟睡プラ寝たリウム」を鑑賞してきました。熟睡を目的としたありがたい投影です。

本来は11月23日勤労感謝の日に投影ですが、9月末にサポーターさん向けの投影があったのです。一般枠でも鑑賞できましたよ。

ロクトニュース vol.125より抜粋

熟睡プラ寝たリウムとは・・・
日頃お疲れぎみのみなさんを、熟練解説員が手練手管を駆使して快眠へと誘う特別投影です。

明石市立天文科学館HPより

今回はシンプルに、星空解説を楽しみました。
音楽が眠気を誘います。正直、半分以上寝ました。

というわけで、起きていた部分の印象だけザックリご紹介します。

多摩六都科学館 全景

秋の星空をのぞむ

秋の星空は、西の空にかかる「天の川」が沈むシーンから始まります。そう考えるだけで、なぜか物悲しい感じですね。

と同時に、「夏の大三角」も沈みます。
こと座のベガ(織姫星)も、わし座のアルタイル(彦星)も、一斉に地平線に消えていきます。七夕の名残りが消え、夏が終わった実感だけがじわ〜と沁みてくるひととき。

なので秋の星空を観察すると、頭上に「天の川」はありません。空気のきれいなところに行ったら、いつでも「天の川」は見られると思っていました。まさかの思い込みでしたね。

気がつくと眠りについており、はや明け方。
東の空に、ふたたび「天の川」がのぼる姿を見るのです。夏ほど濃ゆい「天の川」ではありません。

冬の星座も、のぼってきました。
同時に太陽も、顔を出てきました。
あまりの日差しの明るさに、すべての星は視界から消えていくのです。

お約束のラスト

なぜ私は、プラネタリウム鑑賞が大好きなのでしょうか。

最後はかならず「明日の太陽」がのぼるシーンで終わるからです。

「明けの明星」を確認し、自分が「地球や宇宙の成分と同じだった」と、少し思い出すころに終わるからです。

わずかなひととき、宇宙スケールの大きさに圧倒されるのも、大きな理由。それもまた日常の一コマ。

不思議な錯覚

投影が終わると、窓の外はすっかり暗くなっていました。漆黒というには明るすぎる、都内の帰り道。

ついさっき、プラネタリウムで日の出を迎えたと思っていたのに。タイプスリップしていたかの錯覚。

一足先に「半日先」を体験していた自分。不思議ですね。まるで白日夢というか。
目の前は星空なのに。適当なことばが見つかりません。

音源など

ちなみに、音源はこちら。
眠りの音楽にあらがうことはできませんでした。
星空のもと、寒さも気にすることなくグッスリ眠れましたよ。

星降る夜に ~しあわぜな眠りの音楽~


鑑賞の記念に

「プラ寝たリウム」鑑賞の記念に、「熟睡証明書」か「完徹証明書」のどちらかををいただけます。
私は迷うことなく「熟睡証明書」を一枚。

2023バージョン


まとめ

今年も「勤労感謝の日」前後には、多くのプラネタリウムで「プラ寝たリウム」が開催される予定です。

大きなぬいぐるみや毛布を持参する家族も多く、鑑賞するだけで癒やされますよ。ぜひお近くのプラネタリウムを訪れてみてくださいね。

プラネタリウムは今年で100周年!いろんなイベントが開催されるかも。楽しみです。

追記
ちなみにディズニーも100周年!
1923年の秋は、ちょうどあらたな文化の黎明期だったのですね。

去年の様子はこちらから ↓

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