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懐かしい、ザリガニ釣り

もう卒業したと思っていました。子どもも私も。
そう、初夏の風物詩といえば、ザリガニ釣り!です。

もう関わることはないと思っていたのに。犬の散歩がてら、犬友のお子さんの遊びを眺めることが多く、懐かしい気持ちになりました。

わんこの方が、ザリガニに興味津々。ビビりなのに。

ちなみザリガニは夜行性です。夕方の方が釣れるチャンス倍増!
夕方に犬の散歩に行くと、同じようにザリガニ釣り目的の子どもがたくさん来ています。

子どもが小さい頃は、休日になるとよくザリガニ釣りのおともをしていました。私自身も、釣り方に詳しいわけではありません。子ども同士で釣り竿代わりになる小枝を探し、釣り糸代わりに適当なつる性の葉っぱを結びます。

ですが、ザリガニ釣りの餌がありません。

「いる?」

どこからともなく男の子がやってきて、餌になる「よっちゃんイカ」を分けてくれました。子どもの顔見知りだったのかな?「いかくん」を分けてくれたこともありました。

というわけで、釣りの材料はすべて現地調達。

私も何回かザリガニ釣りに挑戦しました。戦々恐々。さいわい一匹も釣れたことはありません。ザリガニも賢いのです。

ですが周りを見ると、バケツの中に4匹も5匹も釣り上げた人がいました!びっくり。やはり何事にもコツがあって、釣り一つとっても習熟することが大切なのねと学んだのです。

子どもも、もう中学生です。
ダンゴムシを卒業し、セミの抜け殻を卒業し、ザリガニを卒業しました。公園自体、遊びに行く回数も少なくなりました。生産終了した「よっちゃんイカ」を食べることも、もらうこともありません。

ですが公園に行くと、男の子たちが分け隔てなくザリガニの餌を配り歩く景色が、懐かしく思い出されるのです。

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