目次 エレクトラの「死」–2012グラーツ『エレクトラ』の演出について–
序論
0-1. 『エレクトラ』との出会い
0-2. 『エレクトラ』変遷
第1章 2012グラーツ『エレクトラ』
1-1. 舞台と演出
1-2. 音楽と演出
1-3. 動作と演出
第2章 『エレクトラ』と精神分析のかかわり その演出法
2-1. フロイト精神分析と『エレクトラ』
a.) 抑圧されたエロース
b.) 変形するタナトス
2-2. 分裂する評価 ―レジーテアターか「原作への忠実さ」か
第3章 エーラト演出についての解釈の試み
3-1. 境界の解体
a.) 「死なない」エレクトラ / 「死んだ」オレスト
b.) クリュソテミスへと引き継がれる「オレスト」
3-2. 瞬間的な共感
a.) 異化効果 ―「エギスト=フロイト」の錯覚
b.) 「自分」を見つける瞬間
3-3. 「演出」の到達点 ―「名前のない踊り」をもとに
結論 『エレクトラ』演出から見えてくるもの
a.) 「演出」と「作品」
b.) 「芸術」と「学問」
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