英語初心者がカナダワーホリで24,000$貯金した方法
バンクーバーのカレッジへ留学し現地就職を経て永住権取得を目指すべく ”必要な英語力と留学資金を各国のワーホリ制度を駆使して賄ってやる” をコンセプトにひた走っています。
英語スキルなしコネなし貯金なしの状態でバンクーバーにやってきたものの24,000$貯金と英語力アップに成功したため、この記事ではその方法とカナダのワーホリで働くことや給料についてシェアしていきます。
ワーキングホリデー制度対象の18~30才で以下該当するひとに読んでほしい
・やりたくない仕事で消耗している
・暇を持て余している
・ワーホリや留学資金の調達で消耗している
・スキルが無いからと低賃金労働に甘んじている
・稼ぎながら英語力を伸ばしたい
結論からいうと時給とチップを併せると1時間につき最高で26$稼ぎました
(※2018年12月BC州の最低賃金12,65$)
貯金と英語力UPを目的とした仕事探しのポイント
◯レストランのサーバーとして働く
◯掛け持ちして長時間働くために負担の少ない職場を選ぶ
ワーホリでは様々な仕事を探すことができます。
ファームハンド、ハウスキーパー、ディッシュウォッシャー、キッチンハンド、セールス、ガーデナーetc....
最もチップが多く貰えるのはレストランのサーバーポジションです。
そしてサーバーとして働けばチップの恩恵を受けるだけではなく、英会話能力がグンと伸びます。
英語を必要としないポジションについて英語力が伸びないのは当然で、これから英語を上達させたいのなら絶え間なくコミュニケーションが続くサーバーはぴったりの職業だといえます。多く打席に立つことで嫌でも英語に慣れていきます。
とはいえ『英語初心者にサーバーなんて務まるわけない!実は英語が話せたくちだろう』と疑いをもたれるかもしれません。
ぼくは高校即退学した中卒専門卒で英語スキルは数年前にフィリピン英語留学を4ヶ月経験した程度、カナダではワーホリ前に語学学校へは通わなかったためネイティブスピーカーとの会話はほぼ初めてのことでしたし飲食店勤務も未経験でした。
数年前にオーストラリアで半年間のワーホリ経験があるものの英語がこわくてネイティヴとのコミュニケーションを徹底的に避けていました。
そこから心機一転して英語を身につける覚悟でバンクーバーへきてまもなくローカルレストランでのサーバーポジションにありつけたのですが英語力がなかったため即クビになった経験もあります。
しかし移民や留学生の多い都市バンクーバー、さほど英語力が求められない職場も存在していて特にジャパレスであればスタッフの話す拙い英語も演出のひとつとなったりします。
そのため英語初心者の自分でもサーバーとして働くことができましたし、職場にもこちらが心配になるほど英語が話せないサーバー志望者がたくさんレジュメを抱えて飛び込んできてしっかりポジションをゲットしていました。
さて稼ぐために重要な要素であるチップを多くもらうためのポジション選びについて記述しましたがここから本題へ。掛け持ちしていた2つの職場の給与事情をそれぞれシェアしていきます。
【 職場A,ローカルレストラン サーバーアシスタント 】
時給 12,65$ + 1hあたりのチップ 4~7$
≪ 1日のお給料 : 時給+チップ ≫
出勤ごとに8時間労働と、1時間につき5,5$のチップとします
時給 : 12,65($) × 8(h) = 101 チップ : 5,5($) × 8(h) = 44 計145$
5日 × 145$ = 週 725$ 稼いでいました
※チップ及び労働時間数は日によって変動したため上記例はあくまで目安です
9ヶ月間安定して週35~40時間労働。法律上祝日は時給1,5倍の約19$。
くわえてサーバーからエクストラチップとして通常のチップとは別にお小遣いを貰えることも。チップ、小遣い、給料のトリプルパンチ!
あくまでサーバーのアシスタントといったポジションだったためチップの還元率は高くありませんでした。しかしパーティの会場となった日の出勤では200$程チップを貰えたりもしました。
各支払われた方法としては、チップは週末に一週間分まとめてキャッシュ手渡し。これは会社によって異なるようで出勤したその日ごとに貰える職場もあります。
給料はカナダで一般的とされている二週間ごとに、口座振り込みでタックスを差し引いた給料が入金されます。
またタックスリターン申請をすれば過払い分が返ってきます。
【職場B,ジャパニーズレストラン サーバー】
時給 11,50$ + 1hあたりのチップ 7~15$
なぜ最低時給に達していないかというと、法律上アルコールを扱うポジションはより低い時給で雇うことが可能だからです。
出勤ごとに5時間労働と、1時間につき11$のチップとした場合
時給 : 11,50($) × 5(h) = 57,5 チップ : 11($) × 5(h) = 55 計113$
(※四捨五入済)
(※週3~7日働いたのでアベレージ5日と設定します)
5日 × 113$ = 週 565$ 稼いでいました
10ヶ月間、週20~40時間かなり変動的に働いていたので収入は不安定でした。忙しい日のチップは80$、暇な日は30$程度でした。
各支払われた方法としてチップは週末に一週間分まとめてキャッシュで手渡し。給料は二週間ごとに小切手で頂いていました。
上記で導き出したそれぞれの職場で週に稼いだ金額を併せると
725$ (職場A) + 565$ (B) = 1,290$ (※TAX前)
ざっくりタックスを引いみると.....
\ 週1,100$稼いでいました /
強引に導き出した数字ではありますが週に55〜70時間は働いていたのでチップが良かった週であればこれくらいは稼げました。当然逆もしかりです。週800〜1,200$辺りをいったりきたり。
チップの破壊力たるや、忙しかった週だとキャッシュで500$ほど渡されるわけです。一方で客単価の高い高級レストランでサーバーとして働く友人は出勤ごとに400$以上のチップを貰っているそうです。
一般的にチップの額は料金の20%が目安とされているため売上が大きければそれに付随していただけるチップも増えるしくみです。
友人のようにレベルの高い職場で立派なサービスを提供できるほど経験や英語含めたコミュニケーション能力が満足なものではなかったため、稼ぐには質ではなくカジュアルなレストランで長時間労働というボリューム勝負に持ち込むしかありませんでした。
ここまでおいしい話を続けてきましたがカナダワーホリで働くにあたって知っておくべき注意点をひとつ...
”ワーホリでの労働は週40時間までしか認められていない可能性がある”
ワーホリビザの期限がきれる数週間前に知って以来事実確認中でまだ証拠がとれていませんが聞いたところによると、注意勧告の電話やレターが届くケースがあるらしく規定の範囲で働くことが無難かもしれません。ただワーホリ協定をみてもそれらしいことは表記されていないので正直なところ明確な答えはわかりません。
さらに気をつけるべきことをもう一つ加えると....
もし永住権を目指すあるいはその可能性がある場合ワーホリカードをきるタイミングを決して間違わないようにしてください。
今記事の趣旨からかけ離れてしまうこととググれば情報が出てくることから詳細は省きます。
さてここからは少し視点をかえて
” 週60h以上の長時間労働の継続を可能にしたわけ ”
□仕事が圧倒的に楽
ローカル環境で働くことができればゆるふわ労働が約束されていると言っても過言ではないはず
□チップを含めた給料と労働負担が良い意味で割りに合わない
さっさとタスクを済ましてトイレでネットサーフィン、コーヒー作ってまったり、店外を散歩etc....
□リアル英会話教室に通う感覚で働く
お金を貰いながらネイティブと会話の練習をする
□永住権のための留学資金を賄うといった明確なゴール設定
職場こそリアル英会話教室!ワーホリ制度最大の旨味はお金を頂きながら英語を学べる二頭追いを可能にしていることだと考えてとにかく長い時間その環境に身をおくよう心掛けていました。
” 24,000$の貯金とその他の収穫 ”
□接客英語
最初はオーダーすら満足に聞き取れず先輩サーバーさんに付いてもらうといった惨状でしたが、最終的に聞き直すことも聞き返されることもなくなりました。伝えたい言葉が出てこず待たせてしまうといったこともありません。
□ワークビザオファー
「永住権を目指しているのであればワーホリ期限が切れたあと、ワークビザ
に切り替えて働かないか?」
バンクーバーの飲食店は現在超売り手市場でたとえ英語に課題があったとしても働けるビザの期限が6ヶ月以上あれば重宝されます。
もしイエスやノーすら言えないのであればジャパレスのキッチンハンドなど仕事さえ選ばなければ食いっぱぐれることはまずないと言いきれます。
「英語なんて話せないし、仕事が見つからないから惜しいけど帰国する」
なんて人とは出会ったことありません。
例えばもしあなたがオーストラリアでのワーホリを計画しその資金や英語力の底上げを日本で図りつつそれに消耗しているのなら、カナダワーホリで貯金しつつ英語を伸ばしてから渡豪するとより暮らしが充実するかもしれません。
語学学校に通うための資金作りに消耗しているならワーホリで現地の通貨を稼いでから通うパターンもありです。ワーホリビザの期限が切れたあとに観光ビザに切り替えて貯金したカナダドルを払って語学学校に通いました。
再現性のある記事にするべくなるべくオープンにシェアしてきました。働けるビザがとれて、イエスノーが言えて、日本語が話せるなら心配は無用ですのでぜひチャレンジしてみてください。
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