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【読書】『告白』湊かなえ

ビジネス書ばかり読んでいるとつまらない人間になる気がすると言ったら、同僚が紹介してくれた書籍。

ミステリーなら先が気になるし、読み進むだろうといって、初心者にオススメしてくれた。

所感

結果、、、

ちょっと怖かったww

怖いというと語弊があるのですが、小さい子が◯されちゃうのとか、中学生が犯人だとかから始まるので、まだ小さい子がいる親としては被害者に感情移入しつつ、カタルシスが産まれにくい構造(生き返る訳ではないので)にもやもやを抱える状態がつづいてしまった。(そういうものかもしれないがw)

気づき

一方で、作品の内容とは別でよかったなと思う気づきもあった。

先が知りたい

まず、事件を解決したいので、先が知りたくなり、読むのを習慣化しやすいです。

スラスラ読める

また、小難しいことを読み解かないといけないわけではないので、一回あたりもスラスラ読めました。(目安ですが、大体ビジネス書で精読モードのときは30分あたり10-20ページぐらいかかって読み解いていくのを、通読モードだと60ページぐらい読めることがわかった。3倍ですね)

時代を掴むor教養として

流行りに乗るとか、古典を読むのはいいかも。この本でも『罪と罰』って本の名前が出てきたが、私もこの本を読んでいて、ちょっと雰囲気が『罪と罰』匂いがあるなと感じたところがある。

なので、教養として時代を超えて生き残ってきた名著は読んでおくと、いろいろつながるし、背景もわかるし、おもしろいんじゃないかと思う(DJがディグるとか、ルーツを辿る感覚と似てる)

また、あるとき一世を風靡した作品も読んでおくことで、何が現代で刺さっているのかを把握するのに良さそう(「週刊少年ジャンプ」を読むという足立さんのおっしゃってるように、アンテナ立てつづけることの一つなんだろうなと。習慣化しときたい)

(あとリアルタイムで読むと、時代の記憶とともに、記憶に残せるんじゃないかと期待。思春期ぐらいCDで聴いてた曲っていま聴いても匂いとともに記憶と感覚戻りますよね。ああいう効果があるなんて誰も教えてくれなかったけどめちゃダイジ)

今後

このぐらいのスピード感で本をいろいろ読めるのは新鮮ですし、感情移入できることはいろいろな人の気持ちを擬似体験できることにつながるので、つづけたいと思いました。

一方で、それがミステリー系なのか、ハードボイルド系なのか、ジャンルはまだまだ模索できそうです。(流行り系でいくか、古典でいくか。軽さ的には流行りかな。)

今後も他ジャンルを交えつつ、精読と通読の行き来をしながら、読書を楽しんでいきたいと思います。

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